Bonus tracks! 「あとがき」
「ノケモノロック」に最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございます。
もしも一話から最終話まで通して読んでいただけたのであれば、これ以上の感謝はありません。
ここからはあとがきということで、本編はすでに前話で完結しているのでご了承ください。
せっかく完結まで漕ぎ着けたので、少しばかり感想を書き残して締めたいと思います。
この作品は、どこかのあとがきでも書いたかもしれませんが、長らくあらすじと冒頭の僅かな部分が下書き状態で残されていただけのものでした。
それをなんとか公開できる作品にしようと思い至ったのが始まりであり、第一章までを書き上げました。
その後、作品に愛着が湧き、続きを書き始め、いつしか5章まで伸びていったと言う結果になります。
実を言えば、今作の第一章を書き始める前にも、音楽モノの小説を書きたいなあと夢想した頃のあらすじがあります。
今回の完結を機に読み返したりしてみました。
成仏させるような気持ちで、この場で紹介させてもらいます。
内容としては、以下のような感じです。
『高校入学初日から大学入試に向け勉強をするほどのガリ勉“秀”と、その幼馴染で、どんなスポーツでもエースになれる程の運動神経を持つが特定の部活には所属せずブラブラと怠惰な生活をする“大輝”。そんな2人の共通の先輩”アキラ”。彼女は口癖のように、「概念的に言って、ロックンロールより優れたものはない」と言うほどの音楽好きで、2人に無理やり楽器を教え込んでいた。
ある時、アキラはイギリスに留学してしまう。残された2人は、とある高校生バンドコンテストの賞品がイギリス旅行である事を知る。
ただ先輩ともう一度会いたい、そのためだけに、2人はバンドを結成しコンテスト優勝を目指す』
といった具合です。
かなり、今作の第二章以降のシナリオに引き継がれていますね。
ちなみに、その後の展開が思いつかなくてお蔵入りとなりました。
その後再び音楽ものを書きたいと思い、作り出したあらすじとして、クチナシ、スパコン、ランボーの三人組がバンドを組み、主に学内活動を通じていろいろな事件を解決していく、と言うものでした。
パイロット版ノケモノロックというべきこのあらすじは、『ズッコケ三人組』的な一話完結のオムニバス群像劇をイメージしていましたが、うまくバンドと関係する日常で巻き起こる事件が思い付かず、お蔵入りしました。
ちなみに、この時点でジョニーや柊木などのサブキャラも登場していました。
ジョニーが同窓会でフラれるというネタもこの頃の内容であり、元々はかなりポップなノリだったのですが本編ではあんな感じになってしまいました。大体遼のせいです。
そして、最終的に着地したのが、「俺的最高に気持ちいい学祭ライブ妄想編」です。
よく暇な時に皆さんも学祭ライブをする妄想をするかと思います。しますよね?
それを書いてみたのが、ほぼ第一章の原型です。
そこでようやくサラが登場し、チマチマ書き込んでいったものが第一章として生まれ変わりました。
こんな適当な成り行きでも、作品として残せば立派な気持ちがします。はい。
と言うわけで、長々と駄文を増していても仕方がないので終わりにしたいと思います。
最後に、完結記念としてわがままを書きます。
是非とも、全編を読んでくださった方には感想を頂きたいです。
どんな些細なコメントでも構いません。印象にのこった場面とか、気に入ったキャラクターなど、一言でもいいので感想を教えて欲しいです。
今後の参考になります。
完結時点から時間が経過してても大丈夫です。
どうせチラチラ様子を伺ってますので、いつまでも受け付けております。
特に、一番笑った小ネタを教えてくれると一番喜びます。
個人的なお気に入りは、『リバウンディ』です。
それでは、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました。
では、また。
2023年12月末頃。
よく冷える車内にて。
ノケモノロック やしろ久真 @yasirokuma
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます