8
その日、きらりはお姉ちゃんの夢を見た。
夢の中できらりは泣いていた。
そんなきらりの手をしっかりと握ってくれているのは、お姉ちゃんだった。
どうやら夢の中できらりは迷子になっていて、そんなきらりのことをしっかりとお父さんとお母さんのところまで連れて歩いてくれているのが、お姉ちゃんみたいだった。
「お姉ちゃん大好き」
と泣きながら、きらりは言った。
「私も、きらりのことが大好き」
とにっこりと笑って、お姉ちゃんはそう言った。
君はさ。ちゃんと幸せになりなさい。
あなたと手をつないで 終わり
あなたと手をつないで 雨世界 @amesekai
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