真夜中のマヨネーズ(改訂版)
貴音真
【真夜中のマヨネーズ】
「…………行かないで!」
私は大声を出しながら飛び起きた。飛び起きた私の横に彼はもういなかった。十年間寄り添った彼はもういない。なにか夢を見ていた気がするが思い出せない。彼がいた頃の夢を見ていた気がするが思い出せない。私はそれを思い出すためにもう一度夢の世界へ行こうとした。だが、私の
「………どうしてそんな意地悪をするの……」
夢の世界への扉を開くことが出来なかった私はぽつりと文句を言ったが、それに応える者はいなかった。私は夢の世界へ行くことを諦めた。視界、感覚、記憶、全てにうっすらと
真夜中のマヨネーズ(改訂版) 貴音真 @ukas-uyK_noemuY
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