人は死に向かって歩いていく

鮮烈な情景描写、共感性の高い心理描写。
音が、においが、ふっと目の前に現れてくるような、そんな描写である。
人は死ぬものだ。それが早いか遅いかは違えども、生まれたものには必ず死がやってくる。いくつかの死を思い、そしてじきに18になる主人公が思ったことは。
死への歩みは止められない。ならばそこでどのように生きるのか。
その問いに正解なんてものはないのだろう。けれど、それを考えさせられる作品でした。
ぜひご一読ください。あなたはどのように生きていきますか。

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