ストアディア王国の王女・ユリシスは、ノルール王国のヴェリニヘルムに想いを寄せている。両想いなのに、敵国同士であるため二人は思うようにいちゃつけません。そんな二人は政略結婚をすることになり……?
気が強くて積極的なユリシスがとてもかっこいいです!海賊までも手駒にする策略家な彼女ですが、ヴェリニヘルムからの急な接触にはドギマギしてしまう。可愛らしい姿ににやにやしてしまいます。私のイチオシキャラは、海賊長のアディマス。態度も口も悪いのに、案外チョロい彼がすっごく魅力的でした。
想い合っているはずなのに、仮面夫婦を演じなければならないユリシスとヴェリニヘルム。二人の愛の行方をぜひ見届けてください!とっても面白かったです。
非常に面白いです!
王族の政略結婚。
本当は思い慕っているのに、実はその相手は敵国の殿下だから、幸せそうに振る舞ってはなりません。
ユリシス王女は、人質のように、悲劇のヒロインのように扱われなきゃならず、決しておしどり夫婦のように見えてはいけません。
まず、その設定がユニークで、2人きりのときと、第三者がいるときのギャップがおもしろいです!
そして、敵国の事情や殿下の秘密などが明かされていき、いよいよユリシス王女の政略結婚(←本人は待ち望んでいる)が差し迫ったとき、事件が起こります!
ユリシス王女は、美しい姫君として、宝物のように扱われ丁重に育てられたのに、愛する人と仮面夫婦となるために、時にじゃじゃ馬娘のように豪胆な行動に出ると思いきや、時にしなを作り、か弱いお姫さまを演じ分ける姿は、策略家そのもの!
いくつもの仮面を付け替える王女は、強かそのものです!
仮面夫婦を目指す王女の行く末は?
ぜひ、あなたのその目でお確かめください!!
国家間の危機。ひとしれず渦巻く陰謀。そんな不穏な情勢に立たされた一国の姫が様々な局面を乗り越え、幸せを掴み取るまでを描いたお話です。
まだ年若いお姫さまがどんな運命に翻弄されるかと思いきや、周りを翻弄するのはこのお姫さまの方。その意志の強さ&行動力、自分の美しさと魅力を知り尽くしたうえでの策士っぷりがとにかく小気味よいです。人の心を掴み、たくみに操縦してしまうお手際は鮮やかで、しっかりと肝が据わっているのが頼もしい。お姫さまというより「姫さん」と呼びたくなる強い女性です。
しかし主人公の根底にあるのはただただ大事な人を守りたいという純粋な思い。表に見せる顔と内側の少女の顔が一層この姫を愛すべきキャラクターにしています。
脇を固める登場人物たちも個性があり、特に海賊と「姫さん」のくだりは思わずニヤリとしてしまうちょっと素敵な関係です。
甘さの中に苦みのスパイスが効いた物語。どうぞ楽しく味わってください。
美しく聡明な王女ユリシスと、朴訥で生真面目な王子ヴェリニヘルム。二人は出会ってすぐ惹かれ合うが、彼女の国と彼の国はなんと、敵対関係にあった――。
これは、祖国が敵対同士で仇同士という関係性の二人が、偽りの動機で政略結婚を進めながらも、本心では深く愛し合う物語です。
その愛情たるや純愛、いえ、盲愛と言ってもいいでしょう。
しかし主人公の王女ユリシスは、恋に盲目でも非常に聡明で機転の利く女性です。彼女は自分の立場や美貌を駆使して、味方を増やし、敵を欺くことにより、愛する夫を迫る危機から救い出してゆくのです。
嫁いだ先は敵国であり、誰が信用に足るかを見極めることが、自分や愛する人の生死へ直結してしまう。
ユリシスの武器は人脈、そして相手に合わせ使い分ける「仮面」です。どちらかといえば不器用な、しかし気質の好ましいヴェリニヘルム王子の命を繋ぎ、幸せを掴み取ることができるでしょうか。
お姫様に翻弄される海賊や、諜報ばかりやらされる騎士など、サブキャラはイケメン揃い。周りの女性たちも純朴で愛らしいです。
表面は冷え冷え、中身は熱々の純愛ストーリー。ぜひご一読ください。
ストアディア王国の末の姫君・ユリシスは、偶然出会った青年・ヴェリニヘルムに恋をします。王女という肩書に食いつく輩とは違う、紳士的な態度。ユリシスではなくても、ヴェリニヘルム最高では……? と感じさせられます。
しかし、ヴェリニヘルムは敵対するノルール王国の王子。ユリシスとヴェリニヘルムがどれほど互いのことを愛し合っていたとしても、両国の長年のわだかまりは簡単に消えてくれず――
両想いなのに逆仮面夫婦として振る舞うヒロインは、凛としていてかっこいいです。大事に育てられた温室の花というより、寒さの中でも花を咲かせるスノードロップのよう。
逆境を乗り越えて人目を気にせずに愛し合うことはできるのか、ドキドキしながら見守りましょう。
ストアディア王国の姫君ユリシスは、敵対関係にある国家ノルール王国のヴェリニヘルム王子に恋をします。時が経ち、とうとう二人は結婚することになるのですが、幸せな結婚だと知られてはいけない、とある理由があります。周囲の目を欺くため、二人は愛のない夫婦であるように演技をすることに決めました。
たくさんの魅力がある本作ですが、まずは、キャラクターがとても素敵です。
ユリシスは氷の王女と呼ばれるほどの美貌を持ちながらも、とても賢い王女。
海賊と渡り合ったり、嫁ぎ先の重要人物に心理戦を仕掛けたりと、時に大胆さすら感じられるほどの女性です。
一方ヴェリニヘルムは、どこか軍人のような雰囲気のある硬派な王子様。女性関係に感しては不器用な印象がありますが、むしろそこが素敵なのです。
また、世界設定やストーリー展開も素晴らしいです。異世界の輝かしい部分だけでなく、国同士の重い歴史や、それに対する人々の暗い感情も描写され、重厚感のある物語となっています。
世に溢れるキラキラ美形王子との甘ーい恋愛物語、憧れますよね。ですが、時には不器用系王子との、権謀術数に塗れた恋愛も楽しみたくありませんか⁉︎
ぜひご一読ください!
敵国同士の二人が、本当は愛し合っているのに『愛している』とは言えないストーリーです。なので、表向きはただの政略結婚です。
しかし、王女ユリシスはとても熱くヴェリニヘルム殿下を愛しています。
そして、ヴェリニヘルム殿下もユリシスを愛しています。
それでも、敵国同士故、愛し合えない。素直に愛をひけらかせられない。
オシドリ夫婦にはなっちゃいけない。そう見られてもいけない。
とても複雑な政治的背景を抱えた二人は、この先どう愛を深めていくのか。
ユリシスによって見いだされ命を助けられた海賊王アディマスもいい味を出しています。ユリシスに対して最初は反抗的だったアディマスも、ユリシスに心惹かれていきます。
しかし、ユリシスは常にヴェリニヘルム殿下を愛している。
この先ユリシスとヴェリニヘルム殿下がピンチになった時は、アディマスがまた現われるのではないかとも思わせてくれます。
ユリシスの強い愛の心は、悪党の事をも突き動かすのです。
愛の力って、凄いですよ。
時は大航海時代。舞台は西洋、かな?(笑)
西洋風ファンタジーですね。
ファンタジーに不慣れなので上手く表現できませんが、そんな僕でもすんなりと物語の世界に誘われてしまう。
それほどに、世界観がしっかりと描かれている熱量のあるファンタジー作品です。
何よりも、ストアディア王国のお姫様、ユリシスは冷酷で傲慢。氷の女王と評されるほど、クセのある女の子。
そんなお姫様が恋をしたのは、なんとも無骨で不器用なノルール王国の王子様です。
銀髪イケメンじゃない所がイイ!!(笑)
心から二人の行く末を応援したい。。
そんな思いで連載追いかけたいと思います。
聡明で勇敢なユリシスの冒険も見どころです。
まだ序盤なので、作者さまと並走しながら物語を楽しむチャンスです!
是非、一緒にユリシスを応援しよう!!