不思議な作品です

このお話、不思議な魅力があります。
とりあえず、ヒロイン?の藤若さんが魅了的。高校生で悪女。
それに舞台が魅力的です。夜の学校のプールのほとり、そして空には月が上がっている。
それ以外には情景描写がほとんどないにも関わらず、読者の想像力が勝手に隙間を補完する。これは面白いです。
おそらく読者一人一人に別の物語、キャラクターがあるのでしょう。キャラクターについてもそう。顔立ちに関する説明がほとんどないにも関わらず不思議とキャラクターが浮かび上がる。これはなかなか新鮮な体験でした。

ぜひ、自分の藤若さんと有屋さんを見つけに行ってください。

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