人外との融合感が素晴らしいです

自分を傷つけた相手も、同じように卒業する。納得できない感、不公平感。読んでいて込み上げてくるものがあります。
いつの間にか主人公と同じ感情に陥り、生々しい恨みの念が沸き上がりました。
主人公の立場で「卒業ができる」というのは、心の面での重みがまったく違うこと……。
ラストの、主人公の融合した感覚がとても好きです。