とっつきにくさが感じられない

主軸がSF要素ではなく、キャラに置いているからなのか、決して得意とはいえないSF小説なのにごりごりと読み進めてしまいました!
SF苦手~という方でも安心してお勧めできます!

物語の流れや描写として常にキャラに視線が向くように展開されているため、SF的な要素が十二分に描かれているにも関わらず、そのような要素がノイズにならず、キャラをより知るための補助情報の位置付けになっているのがとても素敵でした!

特にキャラ同士の掛け合い部分が洗練されており、読み手に対してスラスラ情報が蓄積されていきます。
お互いの対面と言うタイミング、場所が読み手の頭に説明と認識させないよう素敵な配慮が施されていました!
性格的な凸凹もこの掛け合いのとても大事な部分で、ぴったりハマるとはまさにこのことだと思います!

そしてこの場面で一番重要なので、お互いの心の距離と、物理的な距離です!
わりかしすぐにこの場面は展開されるわけですが、お互いの事情を考慮するとたしかにそうなるのですが、その出会いの距離感が絶妙でした!

個人的な好みとして、空モチーフと海モチーフという二人の愛称はそれぞれのエキスパート的な雰囲気を醸し出してくれるため、とても好みです!(ついでに海モチーフの機体名が日本らしくて好きでした!)

現在一章を読み終えた熱でこのレビューを書いていますが、このやりとりは本当に序盤です。

ここからの展開も期待を裏切ることのない素晴らしいモノですが、下手なことを言ってネタバレはしたくありません!

ぜひともみなさんご自身の目で私の多分にふんわりしたレビューの実体を確認していただきたいです!

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