令和の半妖少年が幕末へ!?個性的なキャラが勢揃いする幕末かくりよ活劇!
- ★★★ Excellent!!!
カラス天狗と人間の半妖である流樹は、人間世界で暮らしながら、人間世界とあやかし世界の狭間にある『かくりよ』に出入りをして日々過ごしていた。ある日、ひょんなきっかけで流樹は妖怪王の妖狐九尾白銀に出会い、幕末時代のかくりよに飛ばされてしまう。そこで出会った坂本龍馬と猫又の菜々芽とともに、探偵事務所を開くのだが……。
人間世界とあやかし世界の狭間『かくりよ』を舞台にした物語は、魅力的な妖怪たちが勢揃いしています。人間世界に影響を受けたあやかしたちは、可愛かったりカッコ良かったり、どれも個性的。特に妖怪王の白銀は、魅惑的な色気が漂っていて、王たる威厳と妖麗さを感じました。
物語は流樹の一人称で進み、中学生男子らしい軽やかなテンポで進みます。
最初は、力の弱い半妖である自分にコンプレックスを抱いていた流樹ですが、幕末かくりよに来て、坂本龍馬や菜々芽と関わるうちに成長していく姿がカッコ良かったです。
個性的なキャラクターとともに紡がれる、ワクワクする幕末かくりよ活劇!
たくさんのあやかしが登場するので、妖怪もの好きな方にオススメしたいです!