過去の自分を殴ってやりたい…でもそんな事で罪の清算なんてできるわけない

この作品のタイトルを読んだ時、もし自分が当事者の立場だったとしたらどのように行動するのか?
考えれば考える程何が正解なのか分からなくなります。

主人公もヒロインから様々な難問を突きつけられます。何を考えているのか分からない彼女に翻弄されつつも、過去の罪から来る罪悪感のせいで断りきれません。

そしてともすれば鬱展開になりがちな劇中の流れを「仲間」の存在がいい感じにフォローしてくれます。
困った時に助け合えるって当たり前の様で実は難しい事。
一人でできない事を皆で助け合って困難に立ち向かう姿はキラキラ眩しいくらいに輝きを放っていました。


過去のせいで前に進む事ができない。
覆水盆に返らず。
起こってしまった事はもう戻す事ができない。

しかしそれでも前に進まなきゃいけない。

恨み、復讐、後悔、そして罪悪感……。

そして迎える結末、二人はどんな答えに辿り着くのか。
それは実際に読んでみて確かめて下さい。

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