第7話 預言者による堕落のススメ

Simスィン, exatamenteエザタメンチ(はい、その通りです).」

 

 ちょっと待て!それは聞き捨てなりません!そんなことがあり得るというのですか?本当に預言者が現れたというのですか!?

 

 ええ!?神の御言葉を預かった御方が、26年も前から私たちポルトガル人が西暦1543年9月23日、ジパングの暦でいう天文12年8月25日にここタネガーシマに来るだろうと予言をしていたというのですか!カズマ殿も26年前から知っていたと。ショーニョ様も12年前に、タネガーシマ殿も5年前にその両の耳でたしかにその予言を聞いたとおっしゃるのですね。それはいったいどなたからお聞きになったのですか?

 

 前の関白である、太閤タカツカサ・フユノリ(鷹司冬芸)殿下がその預言者だというのですか!タカツカサ殿下は26年も前から、種子島で私たちポルトガル人を迎えるための計画を進めてきたというのですか!


 ふう。


 正直言って、まだ信じ難いですが、話の続きを聞きましょう。要は過激な宗教であるイエズス会のジパングへの浸透を妨害したいというのですね。え?それだけではないのですか?イエズス会だけでなく、イスパニア、オランダ、イギリスのアジア及び新世界への略奪目的の侵略を妨害したいと。それらの勢力とジパングとの緩衝材としてポルトガルを使う気なのですね。


 ふむ。できればポルトガル国王や政府との公的なものだけでなく、本国では忌避・迫害・差別されてきたモリスコやコンベルソ、ユダヤ人、さらには黒人やインディオたちと友誼を結びたい、むしろそちらが本命というのですか。しかも、彼らが迫害された場合はジパングで保護する用意があると。


 その手始めとして、ピント様とジパングは特別な友誼を結びたいと。ピント様がコンベルソであっても仮にユダヤ人でも全く心配は無用だと。何しろ魔女裁判も異端審問もないから、教会におびえず、自分の良心に誇りを持って生きていける国だと、そのようにピント様にお伝えすればよいというのですな。


 一つ確認したいですが、それはポルトガルによるアジア及び新大陸への進出もジパングは妨害したいと言うことですかな。そのことへの協力となると祖国に敵対することになるので簡単には同意し難い 。


 カズマ殿がショーニョ様やタネガーシマ様と少し話し込んでうなずき合った。彼は居住まいを正しながら答えた。


 「モタ殿のお気持ちはよく理解できました。では、もう一人のアントニオ殿の意見もお聞きしたいですな。いかがお思いになられますか?アントニオ・ペイショート殿、いや、フェルナン・メンデス・ピント様。我々は貴殿をずっとお待ちいたしておりました」



「ええ!?」



 なんてことだ。ジパング人にピント様のことは最後まで隠蔽するつもりであったのに、既に見破られていたとは!



「ほう、気がついていたか。いかにも、わしがフェルナン・メンデス・ピントである。どこで気づいた?」


「モタ殿が、何かとアントニオ殿の顔色をうかがって、これでいいのかと確認を取っているようでしたから」


「申し訳ありません!ピント様!」


「構わん。それだけではあるまい。儂の人相書きも既に手に入れておるのだろう」


「御明察。ただし、どちらかだけでは確信が持てませんでしたが」


「ふむ。ここ数年、儂の身辺を探る者が増えておった。その線を辿るとマラッカからマニラへ、マニラからマカオへ、マカオからニンポーヘ、そしてニンポーからジパングにまで伸びておった。もともと素性を隠してニンポーからジパングまで足を延ばそうと思っていたのだ。ニンポーに着く前に台風に出会って流されているところを、五峯に助けられ。そのときにジパングに寄港すると聞いて、折角の機会だから、素性を隠したままどんな意図で探っているのか直接確かめようとしたのだ」


「私どもの意図は御理解いただけたかと思いますが」

 

「だが、気に食わん」


「「「は?」」」


「見破られたとは言え儂は正直に名乗って正体を明らかにしておる。だが、そちら側にも正体を隠しているものがいるだろう!」


「何の話でしょうか?」


「とぼけてもらっては困る!早くサブロウ殿を呼んでくるが良い!話はそれからだ!」


「ピント様、一体それは、どういうことででょうか?」


「モタよ、お主はまだ気づかぬか?サブロウ殿こそが、この企み全ての大元だ。彼こそ預言者にして、先の宰相。いやタイコー(太閤)殿下とお呼びすれば良いのか。タカツカサ・フユノリ殿下であろう!」


「な、なんですって!」


 今日、私は何度驚かされるのだろうか!あのサブロウ殿がタカツカサ・フユノリ殿下だなんて!


「ああ、やはりバレてしまいましたか?」


 カズマ殿がつぶやいた。


「当たり前だ!あのフッチボウのときに、この島の領主であるタネガーシマ様や名門貴族であるアスカイ殿を差し置いてチームを仕切り、競技中に笑い転げても誰も咎めることすらしない。あの二人より上位の身分に決まっておろう!そして、ただの通訳であるなら、病気でもない限りここにいてショーニョ様やタネガーシマ様の通訳をするべきところを平気でサボっておる。ということは、この国の最高位の宗教的権威であるショーニョ様よりも身分的に上であろう。さすれば、答えは自ずから定まろう。タカツカサ・フユノリ殿下以外にはあり得ぬ!大方、そこらで聞き耳を立てていらっしゃるのだろうが、おふざけが過ぎますぞ!殿下!」


パチパチパチパチ


「いやあ、お見事。今は非公式の会見なのでサブロウと呼んで頂く方が、ありがたいです。このサブロウというのは偽名じゃなくて昔からの名前で気に入っているんです。若い頃はトキ・サブロウ・ヨリノリ(土岐三郎頼芸)と名乗っていたんですよ。ただの地方領主の次男坊がフッチボウ協会を立ち上げて種子島でワールドカップを開催できるまで出世するのは結構大変だったんですよ」


 サブロウ殿ことタカツカサ・フユノリ殿下が出入り口の壁の陰から現れた。


「着いた翌日にろくに練習もさせず、いきなりフッチボウの試合を組んだが、どうしてそんなに急いだのだ?」


「準備に時間をかけると、船の修理が終わって出航されて試合ができなくなる可能性がありましたからね。必要なのはまず国際試合をしたという実績で試合内容は二の次だったんですよ。練習時間が取れなかったのは謝りますが、こちらにも都合がありましてね。お見せすべきものを優先させていただきました」


「なるほど。そこまでして試合を成立させたかったのか」


「それはもちろん」


「その割にはふざけた態度だったが」


「あれは正体がバレやすいように伏線を張ったつもりでした。分かってもらえてなによりです」


「けしからんな(笑)。儂らを試していたのか」


「はい。安心しました。これならお互いにもっと深い話でも理解し合えそうです」


「ふん。今後のことに儂らを巻き込むために道化になってでも儂らを勝たせたかったのだろう?」


「大正解。金兵衛とフランシスコがこちらの予想以上によい仕事をしてくれました(笑)。もっとも、昨日はやり過ぎて若菜に怒られてしまいましたが」


「ワカナ嬢に怒られていたことで、本当に身分の高い方か疑問に思ったが、あれも計算ではないのか?」


「あれは計算外。あいつは、気が強くてね。昔からよく文句を言われるんですよ」


「ワカナ嬢はサブロウ様の愛人ですかな?」


「違う違う!あいつが赤ん坊の頃から面倒を見てるから娘みたいなもんです。ウチの子は男ばっかりでねえ。妻の芳野が娘がわりに可愛がったせいで、あいつにとっての俺は親戚の叔父さんみたいなもんです」


「なるほど。じゃあ、うちのフランシスコにも希望はありますかな」


「悪くないんじゃないかな。絶対に尻に敷かれると思いますけど。まあ、本人たち次第ってことで。ああ、フランシスコがこっちに残りたがるんだったら居住食の面倒は見ますよ。その分仕事はしてもらいますが」


「うむ、後で本人に確認するとしよう。さて、儂らを巻き込んだ本当の狙いはなんだ?」


「そりゃあ西洋人には何としてもフッチボウに真剣に取り組む気になって欲しかったからですよ。フッチボウ発祥の地ジパングが勝つんじゃ当たり前過ぎ。過程はともかく僅差でポルトガルが勝って高額の賞金を手にしたという結果が欲しかった。そのために賞金も奮発したんですよ」


「そこまでしてフッチボウを普及させたいのか」


「もちろん。ただ、黄金目当てで略奪に来てもらっては本末転倒だから、ジパングの軍事的優位を御理解いただこうと、武器や兵士の実力の一端を先にお目にかけました。そのせいで練習時間が取れなくなったんですけどね」


「なるほど。最新式の銃に練度が高い兵士、銃と兵士は数も多い。火砲、槍花火、炎の大車輪。女性軍事技術者の存在。あの集団行動の練度。たしかに軍事的脅威だ」


「それなら結構。加えて女性たちのカポエィラの腕前もご覧の通りです。手の内を晒すことはできませんが、カポエィラだけではございません。ジパングの女性は身を護る術を持ちます」


「美しいバラには棘がある、ということか」


「あるのは棘じゃなく鋭い牙です。痛みだけじゃすまない」


「なるほど。アマゾネスだな。心得た」


「それから、次のフッチボウの公式試合ではガチの真剣勝負です。最強の選手を揃えてお相手することを約束しましょう。ジパングが圧倒的強さで勝たせてもらいますよ。西洋人が変な人種的優越感をこじらせると良くないんで」


「たしかに、次、ジパングが勝たないとそうなってしまうだろうな」


「ところで、本物のアントニオ・ペイショート殿は今どちらに?」


「儂の代わりにマラッカに残って影武者として仕事をしておる。儂も自分が直接ジパングへ行ったなどという記録をポルトガル側に残したくなかったからな」


「思っていた以上に用心深いんですね」


「だから、生き残っておる」


「違いない」


 二人はにこやかに剣呑な話をすすめる。その話をカズマ殿がショーニョ様とタネガーシマ様に小声でジパング語に訳しているようだ。


「ところで、預言者サブロウ殿はフッチボウの普及で何を企んでいるのだ?」


「世界平和の実現と維持」


「ほう、大きく出たな。具体的には?」


「ジパングの独立と平和の維持。世界規模での宗教的寛容の実現。人種差別の撤廃。奴隷貿易の禁止と奴隷解放。西洋諸国による略奪型の植民地支配の終了。目指すのはこんなところです」


「それで、儂に協力せよと。西洋諸国による世界支配を妨害しろというのか」


Simスィン, exatamenteエザタメンチ(はい、その通りです).」


「ジパングの走狗となって祖国を裏切れと?」


「裏切りじゃあない。祖国の悪事を最小限に抑え込み、善行を重ね徳を積むことを祖国への裏切りとは言わんでしょう。西洋諸国の暴走を止められるのはジパングだけですよ」


「では、ジパングが西洋や新世界を征服するというのか?」


「それは面倒。人も足りない。兵站も大変だ。だから武力で侵略するつもりはありませんよ。ただ、ジパングが宗教的にも軍事的にも政治的にも西洋から独立した状態で、科学技術、学問、諸芸、スポーツ、文化的な商品や貿易などでこの世界によい影響を与えていきたいんですよ」


「どうやって?」


「カズマ、この先は日本のお二人には翻訳するなよ」


「かしこまりました」



「ここからは、ざっくばらんに話させてもらうよ。俺と何人かの仲間は未来人だ。俺たちは未来からこの世界の歴史を変えるために神によって送り込まれたのだ。俺たちは神と出会い言葉を交わした。だから預言者というのも間違いではないよ。そして、俺たちには五百年ほど先の未来までの知識がある。だからその未来の知識を使う。そして、今も使っている」


「なんと!」


「俺たちの時代の記録では、ピント殿は自分の所有する奴隷をすべて解放して自由民にした。元々奴隷制度は嫌いなんだろう?そして、ほぼ全財産を寄進して、イエズス会に入会して修道士になってジパングで布教する。そんで、さっき話したように、そのジパングでのイエズス会の退会第1号になる。おそらくその理由はジパングでイエズス会自らが奴隷売買に手を貸す実態に嫌気がさしたんだろうと思う」


「ほう」


「この世界ではイエズス会にそんな真似はさせないけどな。まあ、そんな、ピント殿だからこそ俺たちは信頼できる。念のためピント殿の周辺を探らせてもらった。それで俺たちの歴史の記録に現れるピント殿と同じ人物だと確信した。それ以来、ずっと会える日を待ち続けていたんだよ」


「それは、光栄だな」


「ああ、ついでだが、俺たちが嫌いな奴隷制度はこのまま放っておくとあと三百五十年は続くし、西洋人による新世界やアジア各地の支配もあと四百年ほど続く。それが俺たちの知る歴史の記録だ。どうだ?こんな下らない未来は変えてしまいたくないかい?」


「確かにその歴史はあまり楽しくないな」


「だろう?ピント殿には俺たちの仲間に、同志となってもらいたい。ジパングのポルトガル側の窓口になってほしい。その上で、史実以上の大富豪になってもらいたいんだ。そのための商売のネタはこっちから提供する。そして、その富でイエズス会ではなくフッチボウをはじめとする俺たちの活動を大々的に後援してもらいたいんだ。Dar e Receberダーリヘッセベル(ギブアンドテイク)だ」


「なぜフッチボウを?」


「人の欲はなくならない。だから西洋人の欲目をできるだけ侵略と略奪以外の事柄に、そう、もっと平和的で面白いもの、つまりフッチボウにきつけておきたいのさ。俺たちの歴史の記録ではフッチボウはこの時代より三百年後くらいに世に広まった競技だ。そして、五百年後の未来では世界中の人々を強く魅了している。世界中の国々がフッチボウ世界一の座を目指して一喜一憂していると言っても良いくらいだ。フッチボウには酒やアヘンや賭博に匹敵する依存性があるといってもよい」


「なるほど、それは興味深い」


「西洋人がそのフッチボウの試合に出て、個人の身体能力や技量で容易に金銭も名誉も手に入れられるならば、わざわざアジアや新大陸まで一攫千金狙いで略奪に来る可能性も減るだろうからな」


「たしかに」


「フッチボウだけではない。ラグビー、バレーボール、ビーチバレー、セパタクローに、バスケットボール、ドッジボール、ゴルフ、カバディもできるか。面白いスポーツはいくらでも知っているぞ」


「ほう、未来にはそんなに多くの競技があるのだな」


「西洋人には是非スポーツで健全な汗を流してそれに集中して欲しいものだ」


「それならもっと単純な競技でもいいのでは?」


「そうだな。単純に短距離走や長距離走、幅跳び、高跳び、投擲競技の陸上競技や、重量挙げや綱引きでオリンピックをやるのも良いな。フッチボウのワールドカップの次はオリンピックが面白いかもしれない」


「オリンピックとは古代ギリシャのあの競技会のことか?!」


「そうだ。あれを復活させるのだ。とはいえ、スポーツの中でフッチボウはまあ別格だ。やはりこれを最優先するべきだとは思う」


「ふむ。フッチボウはそこまでのものか!」


「そうだ。他にはうんと頭を使う頭脳スポーツのボードゲーム、リバーシや囲碁やチェスの大会もよいな。これらも使って、俺たちは世界の平和のために西洋人を、いや世界中の人間を平和的に堕落させたいのさ」


「おいおい、平和的に堕落させるとはどういうことだ?」


「俺たちは人が『違い』を理由に平気で差別したり奴隷にしたり殺したり奪ったりを正当化するのが許せない。人々がそんなことをする気にならないくらい、フッチボウや他のスポーツやゲームで遊び惚けて堕落している方が世界は平和になる。だから、俺は世界中の人間をまずは平和的に堕落させたいのさ。パンさえ足りるならあとはサーカスだろ?」

  

「そんなことをして、世界中の人間が堕落しすぎてバカばかりになったらどうするのだ?」


「心配無用だ。俺たちには未来の知識がある。文明の進歩も俺たちの歴史よりも加速させるさ。史実での失敗を踏まえた上でな。そう、文字ばかりでなくマンガやぱらぱらマンガも出版して知識を広く分かち合えるようにする。人類の知的水準も上げて見せよう。それらの知識、西洋側で誰にどう広めるかはピント殿に任せたいんだがね。ああ、そうすれば現在の腐った宗教的権威や政治的権威もやがて力を失うだろう。愉快じゃないか。なんならその上で、ピント殿自身が魔女裁判も異端審問も行わない、寛容で温厚で奴隷売買も差別も行わない慈愛にあふれる教会組織を作るのもありだな。でも、やるなら、まずはアジアでこっそりとやることをを勧めるよ。欧州でいきなりそれをやると、逆に悲惨な宗教戦争になりかねないから」


「ふっ。そうだな。ところで、一つ確認したい。貴殿たちの目指すもの、それは貴殿たちをこの世界に送り届けた神、御自身がそれを望んでいるのだな」


「ああ、そうだ。でも、俺たちにとって神様は、うやうやしく仕える相手じゃない。一肌脱いで何か手伝ってやりたい、トモダチだ。俺たちの同志になるならば、そのうち神様本人と会う機会もやってくるだろう。ピント殿やモタ殿たちが俺たちの同志なら、俺たちとはトモダチってことだ。俺たちのトモダチなら、神様にとっても二人はトモダチだ。ここだけの秘密なんだが、この神様ってな、実は幸運の女神なんだぞ!」


「...........ぷふっ!わっはっはっはっは!神をトモダチと言い切るか!幸運の女神本人に会わせるだと?儂はこれまで波瀾万丈の人生を送ってきたつもりが、まだまだ波瀾万丈が続くのだな。いいだろう!世界の平和のために、人間を堕落させるフッチボウもオリンピックも諸々のスポーツも頭を使うゲームも広めようじゃないか!モタ!お前も手伝え!良いな!」


「もちろんですとも!」


「よし!決まりだな」


「その代わり、幸運の女神の話も、これまでやらかしてきたことの話も、未来の話も山ほど聞かせてもらうぞ!覚悟しろよ!サブロウ!」


「わかった!そっちの冒険譚も聞かせてくれよ!ホラ吹きピント!」


「ぬかせ。未来から歴史を変えるためにやってきたとか、女神様のトモダチだ、なんて言う奴には負けるぜ」


「はっはっはっ、違いない!」


 サブロウ殿とピント様。トモダチとなった二人は立ち上がるとお互いに歩み寄り、拳をぶつけ合い、ガバッと抱き合った。


《よーし話はまとまったぞ。証如殿、種子島殿、カズマ、我が事は成れり!みんな、祭りだ!宴だ!》


《おおおおおおおおおおおっ!》


 私、アントニオ•ダ•モタはあまりにも壮大な話に唖然としていた。話が進むにつれ次第にみなぎるものを感じた。ああ、血がたぎる。これこそが、私が探し求めていた人生をかけて成し遂げたいことなのだ!私たちはこれからサブロウ殿たちジパング人とともに新しい世界を作っていくのだ。ピント様のおかげで私は幸運の女神の使徒に選ばれたのだ。この女神はフッチボウなど様々なスポーツやゲームと未来の知識を福音とするのだ。


 

「よし、皆で祈ろうか。おお、幸運の女神よ!我らのトモダチに祝福を!我らのトモダチである女神、御身おんみ自身にも祝福を!」



「「「「「オーレ!!」」」」」

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1543年、種子島。激突!ポルトガル軍対ジパング軍!(ただし球技で) 土岐三郎頼芸(ときさぶろうよりのり) @TokiYorinori

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