S.S. 第1話 レッツクッキング
「それじゃあ、レッツクッキング!」
「「おお〜!」」
「お、お〜」
TSしてしばらくしたある日、僕こと薫は築いたはずのバリケードを突破したママに連れ去られ、気づいたらエプロンを身につけ、キッチンに立たされていた。そして、当然の様に見守る姉と妹。
「ねぇ。どういうこと?」
「薫も女の子になったんだし、料理の1つや2つ出来ないとダメでしょ。だから、今日はママ主催のお料理教室を開催します!手取り足取り教えてあげるからね!」
「いや、料理できない人たちが僕の目の前にいるけど、、、」
サッ
「いや、目を逸らしてもダメだからね!」
「結奈も結愛もやらせてみたのよ。でもね。私の教えた通りにやったはずなのに、なぜかブラックマターが」
「「やめて!その話を薫にするのはやめて!」」
「お姉ちゃん、、、。結愛、、、」
「という訳で、薫に料理を教えて、結奈と結愛を養ってもらおうという作戦なわけよ。それと、単に薫の手料理が食べたい」
「はぁ。まぁ分かったよ。それで何を作るの?」
「今日はハンバーグを作るわ。もちろん、手ごねハンバーグよ」
「えへへ、薫エキスが入ったハンバーグ」ジュルル
「お姉さまのハンバーグ楽しみです!」
「お姉ちゃん、気持ち悪いんだけど」
「さてと、それじゃあまずは玉ねぎを微塵切りにしてね。切る時は左手は猫の手よ」
「うん」
トントントントン
「あら、意外と美味いわね」
「ねぇ、薫。その猫の手のままにゃーんって言って!」
「結奈ねぇ、ナイスアイデア!」
「えぇ〜、嫌だよ」
「まあまあ、そう言わずに」
「なんでママまで!?」
「「「にゃーんにゃーんにゃーんにゃーん」」」
「はぁ。にゃ、にゃーん」
「「「キャー」」」パシャパシャ
「ちょ、写真やめて!撮らないで!」
「ほら、薫。手が止まってるわよ」
「えぇ、写真消してほしいんだけど」
「ほら、夕飯に間に合わなくなるわ。続けるわよ」
「分かったよ」
こうして、終始カメラを構えられ、事あるごとに写真を撮る姉妹と僕の後ろに立ち、僕の両手を触り続ける母に囲まれつつ、なんとかハンバーグを作り終えた。
「とっても美味しいです!」
「おいしいわ、薫」
「うんうん、ちゃんとできたわね。えらいえらい」
「ちょっと!頭なでるのやめて!」
「ちゃんと料理ができたのはいいけど、母離れしてしまうようで、ママは複雑な気分だわ」
「いや、料理教えるって言ったのお母さんじゃん!」
そんなこんなで、無事ブラックマターにならずにハンバーグを作り終え、着々と女子力を上げた薫。しかし、その結果、料理できないシスターズを養うように本気のトーンで母に言われたのであった。
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読者の皆様、いつも応援して頂きありがとうございます。前話を出して3週間、悩みに悩んだ結果、この『男の娘がTSした!?あれ、みんな反応薄くない?』をここで完結させることといたしました。理由については前述した通りです。既に、続きとして15,000文字を超える文章を作成していただけに、私としても非常に残念であります。しかし、これ以上登場人物を増やすと読者の皆様に混乱とストーリーとして作者の望む以上に広範囲となり、収拾がつかなくなるため、ここでこの小説は終了とさせて頂きます。まあ、作者の実力が及ばず、ここで終了してしまうということです。作者である私の実力不足をお詫びいたします。また、途中、長きにわたる休止期間を挟み、読者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
この作品はTS、GL、男の娘好きの作者が全部掛け合わした小説を見たことないから、自分で書いてみようというただただ自分の欲求を満たそうと書いた作品で、私の処女作でもあります。正直、テーマとして万人受けするものではありませんし、センシティブなテーマでもあります。しかし、作者の予想を超えた多くの方々にご覧いただき(いっても1000PVくらいだと思ってました)、私もリワードを受け取れる条件を満たすことができるようになりました。すべて、読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。また、誤字脱字や間違いを指摘して下さった方、感想を書いて下さった方、評価をしていただいた方、フォローして下さった方にも感謝を申し上げます。
本編は完結しましたが、引き続きサイドストーリーを投稿致します。今のところ、5話ほど投稿予定です。また、新たな小説も構想中です。テーマはいずれもGL になっています。そちらもお楽しみに。最後に、ただ書きなぐった文章だったため、読みずらかったり、誤字脱字や作者の間違いもあったと思います。しかし、そんな拙い作品をお読みいただきありがとうございました。それでは、次回作でお会いしましょう。
男の娘がTSした!あれ、みんな反応薄くない⁉︎ Ahmed @ahmed53th
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