ゼマの人生もまた波瀾

  • ★★★ Excellent!!!

(2022/8/13執筆)
 「【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました!」でララクと共にパーティを組むゼマ。
 この物語はゼマがララクと出会う前を書いている。

 かつては大家族の長女として弟妹の世話をし、一方で冒険者のヒーラーとして活躍をしていたゼマ。
 その生活は一見問題が無さそうなところがあるものの、彼女は大きな悩みを抱えることになる。
 その悩みに、現実にもこういう悩みを抱えている人は多いだろうなぁと思うところがあった。

 それに対し、ゼマが出した答えとは、その先の結末とは、そして、何故ララクとパーティを組む事となったのか。
 ゼマのような悩みを抱える人達に対して、一つの筋を示す作品だろう。

 勿論、この作品でゼマに興味を持ったのなら、追放100回記念の本編の方も読んでみるといいだろう。