『世にも奇妙な物語』の世界観

『拒幸症』。それは、拒食症の人が食を拒否するように「幸せ」を拒否する精神疾患。ある女性が診察に訪れ、「拒幸症」と診断されます。医師はあの手この手で彼女を治療しようと奮闘しますが、次々と問題が発生し……。

この物語は、奇妙な物語であると同時に、私達人間を形造る「感情」というものについて、深い洞察を与えてくれます。特殊なひとりの女性に焦点を当てながらも、「人間の感情がいかに既成概念から影響を受けるか」ということを問いかけてくるようです。

読み物として非常にレベルが高く、面白いと感じました。