いつの時もどんな時も俺を照らす光は君

微笑ましい青春もの。
読後感が良い。
ベタな展開かもしれないけど、こんな青春があってもいい。
テンポが良いので読みやすい。

穂波の言葉が良い。
桜井自身が昨夜口にした言葉を引用し、発奮させている。
自分で大言壮語を吐いたのなら、有言実行してみなさいといっているのだ。
溶けていくような気がした、という表現がまた良い。
もうだめだと凝り固まっていたマイナスの心が、氷解していくように桜井を変えさせる。

キスせず約束にする所が良い。
すくなくとも甲子園に出場できたことを、みんなで喜び合うことが大事だった。
喜んだあとでキスしたのかもしれない。

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