この世界に神はいるのか?

北欧神話をモチーフとした重厚なファンタジーです。

遥か昔、神々の戦いにより破れた天の民たちは身を隠すように生きています。
そのどん底とも言える状況の中、身を寄せ合うようにして生きる子供たち。ある子は鬱屈とした怒りを抱え、ある子は将来に漠然とした不安を持ち、まるで糸の上を歩くがごとく生きています。

冒頭から、登場人物の心情に一気に引き込まれました。

まだまだ序盤の物語ですが、子供たちの成長、葛藤をぜひ読みたい作品です。