第31話 「そんな事考えてたんだ」が聞きたくて
テレビ番組、『関ジャム』で
『 BUMP OF CHICKEN 』の藤原さんがインタビューで語っていた事です。
バンドを初めた最初の頃は、色んなミュージシャンの曲のカバーをしていました。
最初に作ったオリジナル曲を友達に聴いてもらった時の事でした。
いつものように
「おー良いじゃん、この曲!」
という反応が返ってくると思ってたら
8分近くの長い曲にも関わらず、イヤホンを耳に当てて、じっと聞いて
「これ、もう一回聴いてもいいか?」
と、続けてもう一度聴き、そしてこう言ったのです。
「……藤原、お前こんな事考えていたんだ………」
全く予想もしてなかった反応に驚きました。
そして、彼が今まで話した事のないような
赤裸々な胸の内を語りだしたのです。
そんな反応が何人も続き、
一体これは何なんだ、と戸惑いました。
そしてこれが 音楽を介して” 伝わる ” という事だとに気付いたのです。
ライブでは
スーツにネクタイで、最前列で叫んでる男性がいたり、顔をグシャグシャにして泣きじゃくる女の子がいたり。
僕が歌う事で、
聴いてくれる人に何かが伝わり、
それに共鳴して、
その人が秘めていた何かを、僕に伝えてくる。
それが僕にとっての音楽の原点なのです。
そんな内容でした。
もしかすると、こうして私や皆様が
カクヨムで執筆する原点には、この
「…お前、そんな事考えてたんだ……」
というひと言が、聞きたいからなのかも知れません。
これを書いていて、ふいに浮かび
この第31話で完結にするのが、相応しく思えました。
このエッセイでは
肩の力を抜いて、小説や執筆、描写などについて、楽しく書く事が出来ました。
小説では表に現れない、ひとりの人物としての Eternal - Heart を知ってもらえる事も出来ました。
そして沢山の応援コメントをいただき、カクヨムの書き手さんたちと交流出来た事、
このエッセイから派生した新たな作品が作れた事など、とてもありがたく思っています。
遅筆で寡作な書き手ですが、今後も執筆活動は続けていきますし、もしかしたら、また違った形のエッセイを書くかも知れません。
“ ひとりだけ “の小説サークルに、ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
【ひとりだけの小説サークル】
Eternal - Heart
ひとりだけの小説サークル Eternal-Heart @Eternal-Heart
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