第2話プロローグ②

私の働いている警察署にある誘拐事件の捜索願いがきた

私の上司はまたこの事件かと疲れていた

まだ誰1人見つかっていないのにまた事件が起きたからだ

私は早速上司と共に現場に向かった

まず誘拐された子供の親に話を聴くことになった

話を聴いて見た所

雨の日に子供1人で留守番をさせていたそうだ

そして2人が帰って来た頃にはテレビだけついていて子供がいなくなっていたそうだ

「犯人だと思う人物はいますか?」

私がそう聞くと彼らは動揺しながらこう応えた

「いません」

私は彼らの動揺を見逃さなかった

「何か心当たりがありますね」

「署の方でお伺いしても?」

子供の母親の方は狂ったように叫びだした

その母親は女性の警察官がなだめるように外に連れ出した

「みさきが今の様子だと行けそうに無いので今回は行けませ」

そう子供の父親が言った

「お父さんの方だけでも来て頂けませんか?」

「みさきをなだめられるのは僕だけですので」

「じゃあ今お聞きしても大丈夫でしょうか?」

父親は諦めたのかお茶を飲んで話し始めた

彼の話しを聞くと彼と母親は子供に暴力や暴言を毎日の様に浴びせ続けていたそうだ

ばれるのが怖くてさっきは嘘を付いたそうだ

私は彼の話しを聞いて子供が家出をしたと考える他ないと思った

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雨の中のピエロ 夢月しおん @siruko0619

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