概要
妄想の存在に救われる―――そんなことがあってもいいと思う
始めに断っておきたい、僕の想い人は非実在だ。
つまりは夢の中の妄想の存在であり、彼女が一体何者なのか、僕のこの感情は客観的に論理的に世間的に見たら、本当に恋なのかどうかも分からない。そもそも僕は彼女と話をしたこともないし、彼女の顔だって見たことはないのだ。
ただ、僕はそんな彼女のために生きていきたいと思っている。
辛いことが多いと思うこの現実でも、それが彼女の歩く糧になるというのなら、その為だけのために生きたっていいと思っている。
まあ、こんなことはだれにも言えないんだけど、でもほんとうのことだ。
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