薄氷の様に張り詰めた、美しい世界観

物語の流れや文体から想像される世界観がとにかく美しく、
そこに登場人物の関係性も相まって、ゆったりした景色ながらも
どこか緊張感のある世界観。

(ちょっと古いですが)グリーン・デスティニーと言う映画が
あって、その映像美の中に舞う主人公・無明を想像しながら拝読
いたしました。

「中華ファンタジー」のタグに相応しい細やかな設定は、恐らく
作者様の深い知識あってのもので、その造詣にも感心させられま
すし。また各シーン毎の情景や登場人物の心情描写も細やかです。

読み始めから独特の世界観に惹き込まれる、これはもう映像作品!?

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