彼女達が喧嘩を売ったのは「絶望」であり「神」である。

絶望に打ちひしがれた過去を持つ女性二人の友情を主軸に、マルチな視点からどうしようもない絶望を乗り越え、前に向かって歩いていく様を描いたお話。これだけたくさんの人物を登場させながら、誰一人物語に欠かせないピースとしてエピソードを重ね合わせていった手法はお見事です。
事件は解決しました。その先の「神」をも乗り越える日が彼女たちに訪れますように。

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