少女は神様にお願いをする。

 アイスキャンディーを食べながら、少女は神社で神様にお願いをする。大人になりたくないから、子供のままでいさせて、と。この少女にとって、大人はあまり良いモノではないのかもしれない。
 そんな少女に言葉を返すのは、少女には見えない神様だった。
 目に見えないが故に、少女と神様の言葉のやり取りは、ちぐはぐだ。
 アイスキャンディーの「当たり」に喜んで、少女は神社から駆けていく。
 呆れる神様に、少女は思わぬ言葉を置き去りにする。

 どこかノスタルジックな作風の作者様の最新作。

 是非、御一読下さい。