竹桃物語

3.14

竹桃物語

昔々、あるところにおばあさんとおじいさんが住んでいました。

おばあさんは、川へ洗濯に。

おじいさんは、山へ筍を取りに行きました。

そして、おじいさん、竹やぶの中をずんずんと進んでいると、

なんとまぁ光り輝く竹が一本ありました。

おじいさんは、急いで手に持っていた刃物を持ち替え、おもいっきりその光る竹に向かって打ち込みました。

『ブシャァァーーッ』

竹の中には、謎の小人が入っており、首がスパーンと斬り飛ばされてしまいました。

一方そのころおばあさんは、川で洗濯をしていました。

そして、いつものようにせっせと洗っていると

どんぶらこ、どんぶらこ、と川の上から大きな桃が流れて来ました。

おばあさんは、急いでその桃をとり、家に持ち帰りました。

そして、おばあさんは、おじいさんの帰りを待ちきれず、大きな大きな出刃包丁をその桃に向かって振り下ろしました。

『ブチュリッ…』

桃の中には、頭が潰れた小さな赤ちゃんが。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

竹桃物語 3.14 @3140905

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ