第51話 後書きと反省

 セントラルパークデスマッチ編終了です。長いこと読んでくれてありがとうございます。感謝感謝です。

 これは本編と無関係の、作者が書き終えて思ったことを書いてるものです。紙の本にもある後書きです。面白さとかはありません。


 さて、ライオン男を読み返してみて。


 まずは長くなった。10万文字で終わるだろうなと思ってたら18万文字近く。やりたいことの詰め込みすぎ。要反省。

 けどやりたいことやれたのは楽しかった。すごい楽しかった。反省すれど後悔なし。


 自分で書いたものをアップロードするようになって、インターネット小説を意識して読むようになった。

 そこで思ったのが、ライオン男ってジャンルとして求められてない感じがする。映画好きで映画っぽい話を作ったけど、それは小説として求められてない。面白ければ関係ないだろと思ったけど、関係ある。あまりにも他のお話と違ってる。作りたいものと需要あるものが一致してない。悲しい。っていうか自分としては面白くできたつもりだったけど、面白くなかっただけかも。悲しい。

 タイトル変えればいけるだろうか。流行ってる感じの、●●が××で▲▲みたいなやつ。けど結局中身が面白くないと意味ないからなあ。


 次。つかみが弱い。神話のパワーが出てくるのが第10話。遅すぎる。映画ならそれくらいあるよねって感じでやってしまったけど、これは映画でない。映画なら見てるだけからそこまで見るけど、インターネット小説はそうじゃない。読むという自発的な行動が必要。退屈な展開があると読まなくなる。最初から面白くしなければならない。第一話ですごいパワーを手に入れて、2話からそれを使って日常を変え、ファーストターニングポイントで主人公のパワーを見た悪党が接触してくるという形がいいんじゃなかろうか。主人公が神話パワーを使って何かを変えるっていうのもしっかりできてるし、こっちのほうがよさそう。次に生かそう。




 次書くものについて。


 ライオン男のフロリダ編というかバミューダトライアングル編というか、それはあらすじと冒頭五千文字くらいできてるけど凍結。読み返したら書き直したくなった。それプラス次の文が理由。


 ここしばらくいろんなものをめっちゃ読みまくって思ったけど、人気あるのは異世界ファンタジーとか、ゲームの中に入るやつ。それを書こうと思う。どうせならたくさんの人に見てもらいたい。さらにステータスとかスキルとか、ゲーム的な要素が入ったものが多かったように思える。取り入れよう。転生についてはあったほうがよさげ。でも絶対ではない。

 絶対と言えば一人称視点。これはランキング入りしてるものほぼすべてがそうだったように思う。

 一番心がけることは、さっきも書いたけどつかみ。初めの五話くらいまでだろうか。ここをとにかく面白く。どうやってパワーを手に入れたかじゃなく、パワーを手に入れて何をしたか、それで境遇がどう変わったかを書く。と思ったけど、転生前はどうだったとか金貨は日本で言えば何円に当たるとか、そういうことを書いてるものも結構ある。どういうことなんだろうか。それが面白いのか。わからぬ。要研究。


 次に思ったのが、事件を追う型よりも人生を追う型の小説のほうが人気ある。これは自分が今思った言葉だしあくまで自分が思っただけ。事件を追う型ってのは要するに探偵小説。事件だ。捜査だ。犯人はお前だ。っていうあくまで事件を追うことがすべての小説。事件というものを話の中心においてる。ライオン男もオーフェンが狙ってるっていう事件が中心だった。

 人生のほうは、自分はこういう生い立ちだ。生まれ持ったスキルや環境はこうで、これを変えていこう、こういう風に生きよう、的なやつ。事件はもちろん起こるけど、それを前面にぐいぐい押し出したりすべての中心とはしないって感じ。あくまで人生、主人公を見るっていうのが人気かなって感じで、事件は要素の一つ。

 人気ある形としては、特別な力があるけど人に理解されず不幸な境遇にあり、特別な力を理解し使っていくという感じ。かなあ。あくまで自分の思った形。


 あとイオン男はプロローグがアレックスでない、主人公じゃない人物から始まったけど、これもよくなかった。主軸となる人が変わると読む人が頭を切り替えないといけなくなる。この疲れはインターネット小説にとって致命傷。最低でも2万文字くらいは主人公中心で行くべし。


 それからのちの面白さのために退屈な話を入れてしまうってのはどうしたらいいものか。ライオン男で言うと18話と40話のこと。教会で子供と遊ぶのはつまらない。面白くしようと何とか頑張ったけど、伏線だって知らなかったらどう考えたってつまんない。けど18話がなかったらアンソニーが自分の足のためだけに裏切ることになってしまう。それでも話として成立するけど、個人的にうーんという感じだった。


 そしてアクションシーンの多さ。個人的に小説とアクションシーンは相性悪いと思ってる。映像としてみると面白いんだけどなあ。やっぱり小説と映画は違う。要反省。アクションシーンは数も一回の長さも減らそう。さいごの対決シーンなんて対決6まで話が長引いてる。やべえ。やりたいことを詰め込みまくった結果、大事故になってる。けど書いてて楽しかったなあ。次もやってしまいそう。総文字数も18万文字近くもあるし、やはり話を削らなければならぬ。削るというか的をしっかり絞るという感じかもしれないが。

 3万文字削るとしたらどう削ればいいかな。オーフェンが美術館襲うところは短くして、あと教会も短くして、それだけじゃ全然足りない。どっか丸ごとカットしないと。どこがいいかな。考えなければならない。

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ライオン男 セントラルパークデスマッチ編 @jamjam1

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