第2話夏休みに入った

 第一話の日記を自分で読み返してみたのだけれど、何か凄く良い事書いてるな俺。

 感心した、というより、「お前の馬鹿さに救われる奴も何処かにはいるよ」と今の私が言ってやれる程には、悪くない奴だ、以前の私というのは。

 さて、大学の期末試験も終わって8月。やっとの事で夏休みである。

 大学の夏休みは長い(具体的に言うと10月2日まで続く)から、何をしようか考え中だ。本当に何しようかな?

 バイトばかりじゃ詰まらんから一人旅とかしたいな、日帰りで良いから。

 行政書士の試験も受けようかと思っている。大学2年の後期、履修した科目はすべて法律科目で埋めたので、詰め込めばどうにかなるのではないかな。

 

 希死念慮は消えないままだ。昔ほどいじめられていた頃の記憶は私の首を絞めたりなどしないが、それでも私は生きる事が未だに苦しい。

 本気で死にたいと思った事がある人には分かって貰えるんじゃないかな。

 「どれだけ技能や知識を蓄えてもどうせ私は私だ」と思ってしまう気持ち。

 「どれだけお金を稼いでも満たされない欲求、より詳細に言えば、子供の頃に満たされてくれなかった―救われてくれなかった己の人生に対する―恨み」

 それが自分の進む先に立ちはだかって「何でお前はこの先に進めると思うんだ?」と圧をかけてくる。

 それに抗う方法は既に持ち合わせている。

 反発心だ。


 何度も折られる度に「負けてたまるか」「ここで折れるくらいに浅い経験を俺はしていない」と自分に言い聞かせる。それで大体何とか持ち直せる。

 

 これを読む貴方はもしかしたら今が苦しい人かもしれないから書いておく。

 このくそったれな人類なんぞに負けてやるな。

 あんたが思っているより、いや俺が思っているよりずっと人生は面白いんだ。

 忘れんなよ。

 

 

 

 

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