第6話女の人を泣かせちゃった俺は宇宙人なのかもしれない
いや勘違いしないで欲しい。こんなタイトルで、しかもこんな長期間更新もしない日記で急に投稿する辺り「いやお前しちゃった、じゃないだろう。語尾をちゃったにすることによって全然気にしてませんけど~?って雰囲気だそうとしてその内心はそれなりの罪悪感や後悔にさいなまれているって事は一瞬で見抜けるんだよばぁーか」ってこれ読んだ貴方から思われるのは十分あり得るのだけれど、決してそうでは無いという事は予め伝えておく必要があるだろう。
俺は別に罪悪感を感じるべき行いをしたわけじゃあない。断じて違う。
事の発端はこうだ。
とある配信アプリを使っているのだけれど、そこで知り合った女性(初対面から印象が互いに良くない)とたまたま会ったから「あのイベントで上位に食い込むの凄いよねえ」って言ったら「お前から言われたくない」「今順位は下がってるんだ」とかで「いや、別に俺褒めたいだけやねん」とずっとずっと言い続けていたのに、結果的にその子が泣き出してしまったのだ。
困惑しかしていない。というか、女性だからって言って自分を憐れむな。
君は俺のようなチャラそうな(現実にはチャラくは無い)奴が嫌いだという事はよく理解しているつもりだけれど、だからといって「私はこんなやつから酷いことを言われました」みたいな雰囲気を醸し出して泣き出すのは止めて頂きたかったものだ。
第一あんた働いてすらいないんだから。
そんな人に正直興味は湧かない。話しかけたのはパフォーマンスだ。
さて、と言う訳で俺は「別に悪気無いのに勝手に女性から泣かれた」状況な訳なのだけれど、流石に一つだけ思う所があったのも事実だ。
今回の日記で書きたかったのは主にそれだ。
ずばり、
「俺は他人の気持ちが分からないんじゃないか」という疑問だ。
「君は人の気持ちが分からないのか」という言葉はありがたい事に多くの人間からこれまで貰ってきている。
子供のころから貰っている。
そう、つまり、今回の一件に関しても「俺は罪悪感を感じるような行為をしていないから後悔をしていない」のではなく、「俺に共感力が無いがために、その相手が抱く感情を察する事が出来ない」だけなのでは無いか。
俺はアスペルガー症候群や、もしくは過去の心的外傷が原因となって罪悪感や共感力が欠如している、そういう類の少しおかしい頭をしているのでは無いか。
まあ、そうだったとして何か現実が変化する訳じゃないけどね。
起こった事が変わる訳では無いけどね。
俺は宇宙人なのかもしれない。
それか、俺以外の、俺に「他人の気持ちが分からないのか」と言ってきた人間が宇宙人なのかもしれない。
どっちでもいいけれど。
別にこの多様性の時代、宇宙人が居たって良いだろう?
まあそんな感じだ。生まれて初めて女性を泣かせた事によって生じた問があった、多少なりとも自分の考え方に疑問を呈せた。
それが今回から得た収穫である。
貴方はいかがお過ごしか。それなりで良いから良い人生を、とだけ謳っておく。
それじゃあ、またいつかどこかで。
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