第9話過去の清算が終わっていない
今ではもう懐かしい症状であるが、まだ鬱になってしまう時間が増えて来た。鬱のトリガーとしては一定以上の疲労が挙げられるのだけれど、こうも気分に左右されていては、我ながら先が心配である。
高校時代のいじめられていた記憶、子供の頃の親からの言いがかり。もうどうでもいいと切り捨てた筈のものたちがこぞって顔を出してくる。
不安におびえているのだと思う。明日から会社のインターンに参加するから、それで上手く行くかが心配だとか、宅建の勉強が気分の関係であんまり進んでいなくてもし落ちたらどうしようとか考えたりしている。
気合でどうにかなってきた事は、気合が出せなくなれば全て破綻する。
もっと肩を軽くしよう。もっと自由に生きよう。
お前にはそれが出来ていたし、これからだってきっとできるはずだ。
たとえ過去の清算がまだ終わっていないのだとしても、お前は必ずお前を縛っているものに打ち勝てる。
なんてったって、厳島神社でおみくじ引いたらそう書いてあったんだからね。
みんな不安だ。それが当たり前だ。
多くを学びに行くつもりで、自分の能力を見せるつもりで、
明日は臨もうと思う。
P.S とりあえずゴミ捨てろ。
大学生の日記(不定期) 黒犬 @82700041209
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