概要
その問題、僕が解決してあげよう。丁度この団子を食べ切るまでの五分間で。
猫見町の団子屋の娘である杏子には悩みがあった。
それは、近所にいる野良猫のみたらしが最近姿を見せなくなったこと。
みたらしお気に入りの塀の上には新顔のずんだが居座るようになった。
杏子はみたらしの行方を気にするが、どこにいるのか見当もつかない。
すると店の常連である青年、花見がおもむろに言う。
「僕がみたらしを見つけてあげようか」
顔を上げた杏子に向けて、団子の串をくるりと一回転してから花見は告げた。
「簡単な事だよ。このあんず団子を食べ終わるまで、ちょうど五分でみたらしの居所を言い当ててあげる」
それは、近所にいる野良猫のみたらしが最近姿を見せなくなったこと。
みたらしお気に入りの塀の上には新顔のずんだが居座るようになった。
杏子はみたらしの行方を気にするが、どこにいるのか見当もつかない。
すると店の常連である青年、花見がおもむろに言う。
「僕がみたらしを見つけてあげようか」
顔を上げた杏子に向けて、団子の串をくるりと一回転してから花見は告げた。
「簡単な事だよ。このあんず団子を食べ終わるまで、ちょうど五分でみたらしの居所を言い当ててあげる」
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もっとホメて……!!