最終章②

(妄想続き)

 実際の世界での二股は極刑に値するが、この世界ではありえなくもない。であれば、両方同時進行も可能だった。しかし慎重なシン青年は隣の女子にこう告げたのだ。


「ありがとう、でも実は先にもらっている話があるんだ。中途半端になるのは失礼だから、断らせてもらうよ」


 シン青年には確かに憧れであった「カノジョとの登下校」も大事だったが、同様に進学という夢もあった。色々考えた挙句、涙を飲んで、お断りさせていただいたのだった。

 しかし彼女は驚きの行動にでる。


「お願い、私もうあなたに決めてるの。他には考えられないわ」


 さあ困ったシン青年の出した答えは?

(妄想終わり)


 実際一度お断りしたのですが、是非自分に書いて欲しいと言ってくださったのです。しかも自分の作品をかなり、というかおそらくほとんど読んでくださり、かなりマニアックな下の2作品

 

いちごの国のアリス

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894813802

家族で行ったいちご狩りが突如異世界に!? 唯一の救いは言葉も喋れないはずの愛娘のみ


カラオケ・オブ・ザ・デッド

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890452088/episodes/1177354054890452439

カラオケは……戦場だ。


 を読んで、この人ならやってくれそうだと思ってくださったとのこと。この2作品は一般的な反応こそ少ない作品ですが、個人的には結構気に入っている作品で、しかも通常の人がこの作品にたどり着くのはかなり難しいのです。というのものだいぶ前の作品なので、よっぽど掘り起こさないと辿り着けないからです。

 もうここまで言われたら、やれるだけやってみようか、そんな気分になりました。しかし、KADOKAWAの編集者様から先に連絡をいただいていましたし、どうするかと考えました。

 とりあえずKADOKAWAさんの方が急がないとのことと、対象もお母さん達でしたが、連載の方は青年向け、と住み分けもできているので、まずは連載の方をやりながら、漫画原作というもののスキルを磨きつつ、アイデアを出しながらKADOKAWAさんの方へも何らかの力になれたら、と思いました。


 それについてKADOKAWAの編集者さんにはその旨をメールで伝えたのですが、残念ながらまだ返事をいただいておりません。ひょっとしたら怒らせてしまったのではないかと心配しております。ただ、通常であれば「返事をしない」ということはないと思うので、きっとお忙しいか、迷惑メールに運ばれたか、東京2020で色々あったからきっとそれで後回しにされたんだろう、と前向きに考えるようにしています汗


 ともあれ、漫画原作は正式に決まり、書いていくことになったのですが、これまたすんなりとはいかず……。いっていればもっと早くにエッセイを公開できたのですが、決まったのが7月で11月になろうという今現在ですら、これまたまだまだ開始の目処も立っておりません……。その様子を奮闘記として、別作品エッセイで公開しようと思います。

 興味を持ってくださった方はそちらも是非ご覧いただければと思います。そこでは小説と漫画原作との違い、仕組み、初めての経験となる編集者さんとのやりとり(もう既に10回以上はしたと思います)など、リアルな描写を踏まえ書いていきます。


 サザエさんに出てくる伊佐坂先生担当のノリスケのように「せんせー、原稿遅れてますよ〜」と編集者がせがむことはあるのか!?

 編集者のダメ出しに泣き出す作家がいるというが、そんなことはあるのか?

 お金の仕組みはどうなっているのか?

 始まる前に色々悩み、うつ気味になった筆者はどう克服したのか?

 作画担当の方の素晴らしい立ち絵を見て「この人たちが自分が書いたシナリオを演じてくれるのか!?」とものすごいテンションがあがったことなど、書いていきたいと思います。


 是非これからもよろしくお願いいたします。


【奮闘記】漫画原作者のつぶやき

https://kakuyomu.jp/works/16817330649888484350

へ続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

重要なお知らせを確認するまでの長すぎる24時間 木沢 真流 @k1sh

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ