序列1位の俺と2位のキミが送る現代ライフ〜世界を救った後に2人で現代に転生したので青春ライフを送ります！〜

恋人

俺が結衣と再会してから1ヶ月がたった今。

俺たちは結婚とまではいかなかったけど恋人として関係を続けることにした。

最初はもう嫌われているんじゃないかと心配になって1度聞いてみれば

「たった16年で嫌いになるわけないじゃない」

というそうだ。

俺も正直結衣しか考えられないので再度告白し晴れて付き合うことになった。

もちろん、仲良くなった友達にだけ報告したのだが今では学校中が知る公認バカップルとなってしまった。

それと、俺と結衣だがはっきり言ってモテる。

俺たちは前世と同じ容姿なので外見的には一般的に上位クラスだし、運動神経も前世と同じなので抜群にいい。

そして俺たちの話を物語にするなら、俺は所謂、陰キャなのだが実際、普通に陽キャである。それも上位の。

なので、入学してから1ヶ月だがクラスのみんなはもちろん、他のクラス、先輩などもたまに話すこともあるのだ。

「次の時間って体育だよな？」

今聞いてきたのは俺の友達である、智也といい、入学してから1番初めに仲良くなった人である。

「おう。確か男子がバスケで女子がバレーだった気がする。」

「バスケかー。そういや七海さんって運動できるの？」

「できるぞ？俺が言うのもなんだけどそこらの男子よりもできるんじゃねぇか？」

「じゃあバレー部よりも活躍しちゃうかも？」

「それはないだろ。」

「え？なんで？」

「いや、ラノベとかじゃ未経験者で運動のできる人が経験者と互角に渡り合ったり圧勝したりするのはお約束になってるけど、実際その競技を専門でやってるやつに勝てるわけないだろ。」

「あーー、それわかるかも。競技の経験者って異様なほどうまいもんな。」

「そういうこと」

そう喋りながら俺たちは体育館へと向かうのだった。