最低な結論
「「……………………」」
無言の時間はそう長く続かなかった。
驚愕に顔を歪めていた唯菜はハッと我に返ったかのようにいかめしい表情になり、俺から視線を外して机の上に置きっぱなしだった財布を静かに手に取った。
「ま、待ってよ唯菜ッ! これは違くて! ……その……なんというか……」
そのまま部屋を後にしようとした唯菜だったが、僕が呼び止めると背をこっちに向けたまま足を止めてくれた。
しかし僕は続きの言葉を出せなかった。出せるわけがなかった。
だって、どう足掻いたって無駄だから。言い訳の余地がまるでないから。
「……………………」
結局、唯菜は何事もなかったかのように部屋を出て行き、僕は一人部屋に残される。
「どうして……どうしてなんだよぉ……」
最悪の状況にも関わらず、むしろ最悪の状況を楽しんでいるかのように、僕のバベルはパンパンに膨れ上がっている。
「ごめん……唯菜……クズなお兄ちゃんを許してくれ……」
気付けば目の端から涙が流れていて、徐々に枕が冷たくなっていく。
「……お……あ、気持ち良いッ」
そんな状態でありながらも、僕の右手は勝手にピストン運動を始め、速度を上げていく。
「ごめんゆい――おふッ、お兄ちゃんだってこんなことうおあッ、し、したくなかったんだけど――あ、やばッ――ぬ、抜かねば無作法だと思って――ふぁああああああああ――――――――――――フィニイイイイイイイイイイッシュッ!」
結論。これまでしてきたどのオ〇ニーよりも興奮した。
次回からようやく義妹との会話劇が始まりやすw
義妹の部屋で✕✕✕してたのがバレてしまったのだが、それを機にまったく会話がなかった義妹との接点が増え…… 深谷花びら大回転 @takato1017
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