銃を以て、敵を撃つ

臨場感の塊。
それが本作の印象。


砲撃指示、歩兵の突入。
敵と手が触れ合うような近距離での戦い。

戦闘は極限にまで子細に描かれ、包み隠さずその光景を読み手に伝えてくる。



戦争は悲惨である。

言うのは簡単だが、どのように悲惨なのか。
その口で語れる者は少ない。

――この作品は、それを語る数少ない貴重な作品である。

目を背けずに読んで欲しい。