暇な人はいつまでも読んでしまう
忙しい人でもついつい読むのを辞められない。
こんにちはカクヨムユーザーの皆様改めまして北海ヒグマです。
他レビュアーのベタ褒めレビューについつい読んでしまいましたが、マジでした。
そして目次の最後のタグを確認するとワクワクするような項目多数がヤバイ!
作品の主人公のみならず、他キャラクター、設定についても程よい情報量で実にわかりやすいです。⇦他レビューのまんま
ネタバレはしたくないので詳しくは書きません。
月曜日からフレッシュな気分で臨む為にも少しで良いので読んでみてください。私のように時間ガガァ!!になる人が増える事を想像しつつオススメします
この作品の魅力は何と言っても魔法を中心に練られた世界設定だと思います。
魔法の発動原理の説明やアカデミーの授業内容、科学と組み合わせた技術革命の過程などが丁寧に描かれていて、歴史の転換点に立ち会っているかのようなスケールの大きい話が主人公を中心に展開されていきます。
時折無自覚系主人公みたいな行動もありますが、自力で改善しようと客観視に努めたり未熟さから失敗することもあり、その試行錯誤する過程と考え方が見ていて楽しいです。
入学までが長かったりして遠回りし過ぎじゃないかと思うかも知れませんが、凝った設定の話が好きな人はかなりの確率でハマれるんじゃないでしょうか。
これから物語が大きく動きそうなので、ぜひ最後まで書き切って頂きたいです。応援してます。
とても深い
なんというか、ラノベを読んでる感覚じゃない。とても重厚だ。
どんどん深く沈んでいくような感覚
主人公は近代と中世の中間くらいの
飯屋の息子で、人々の間を上手く立ち回っていく
出会う人は実に活き活きと生きていて、
過去、そこから続くそれぞれの現在、決して簡単な白と黒だけじゃないマーブル模様の一人の人間の人生の厚みを感じます。
図書館で借りた辞書くらいの厚みの本を読んで、気付いたら夜更かし越えて朝になって、まだ下巻もありますよ、と置かれた心境。
というか朝になった気がする。
目が痛い。
なんなんだ。
今後主人公と周りの人々がどのように関わりながら生きて時代を越えていくのか気になります。
ハーレムじゃないファンタジーを探していて、この作品と出会いました。
主人公が強くなる理由が、魔力が多いとか属性が多いとかではなく、知力!それも「非認知能力」の高さが根拠になっているのが他にはない魅力だと思います!
凄まじい考察力を示す主人公、起きている間は常に思索を巡らしているタイプの人間で、常に疑問や推論が脳内を飛び交っています。作者様もそのタイプなのでは?と思ったり。
魔法や魔術の違い、力の定義、世界の真理、どれもファンタジーなのにリアル!特に能力開花の方法を読んでいたら、自分もこの通りにやったら力使えるようになるんじゃ…?!と錯覚させられました。
設定がここまでしっかりしている作品はなかなかないです。
設定の細かさと同時に、主人公に「間違えさせる」のがうまいなと感じました。
魔法って何だ?という問いに対して、情報量によって主人公の行き着く答えは変わっていく。「こうだと思っていたが実はこうだった」と更新されていくのは推理小説のようでわくわくしました。
これほど世界観をしっかり決めていたら、正解に辿り着かせるより、間違えさせる方が書く難易度は上がるのではないでしょうか?
すごいのは、間違った理論でも筋が通っていて、毎回「こういう仕組みなんだな」と納得してしまうことです。それを主人公は新しい見方や知識を得る度に自分の考えを訂正してまとめ直していくのです。
そこをしっかり描いているからこそのリアリティと読み応えなのだと思います。