飲み込みたい、飲み込めない……絶妙なユーモアがたまらないです。

外回りから帰ってきた主人公のデスクに置いてあった、誰かのお土産のお菓子。
甘い誘惑に負けて口に入れたことで起こった悲劇が描かれています。

ブラックな内容だと思いますが、読後「ずしん」と落ち込んでしばらく沈鬱になるような暗さはありません。

主人公の語りのおかげだと思いますし、とにかく、ビルの中だけで展開する物語というところも非常に好みでした。人間って、おろかで悲しくて、でもなんとも言えない「おかしさ」もある。そういう描き方は作者様の作品に共通するものだと思います。