他のパン企画参加作と違った趣向ですね。他の作品はパンがすでに作中にある前提なのですが、この作品は最終的にパンを選びます。選んだだけなので、まだ食べていません。どんなパンを食べたのか、読み手にゆだねています。シチュエーションのおかげですね。パンが特別に感じます。この作品、パンは一切でてこないのに、パンの特別性が引き立っています。え? 意味がわからない? 本編を読めば、言いたいことはわかりますよ。目的地は初めて入る店ですが、通勤(たぶん)するときに店の前を通っています。今まで背景だったあの店がふとした瞬間にパン屋になります。
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