#キズノ痕

影神

向き合う



私の居場所が、、




無い。




息苦しい。



苦しい、、




めんどくさい。



ダルい、、




『死にたい』




仲間A「こっち来なよ?」



「うん、、」




SNSは、私を変えた。




「こら。



ちゃんと手を洗ったの?」



「あはは。



今から洗うよ?」



「もお。



まったく、、」




あの頃のお母さんが。



いや、、



あの時の私が。




一番。




良かったかも知れない。




知らない男A「ねえねえ?



家来ない?」



「大丈夫です。」




#家出



#パパ活




SNSの人達は私を見てくれる。



私を。必要としてくれている。




知らない男B「いいじゃん?




お金払うからさ?



ホテル行こうよ?」




知らない男C「お姉さん。



良いのあるよ。




スッキリするよ。」




私は。



この世界で生きてる。




「もお!



今何時だと思ってるの!?」



「うっせえなババア。



いちいち干渉してくんなよ。」



「何でこうなっちゃったの、、




携帯代だって、、



ちょっと!聞いてるの!??」



「出てぐから良いよ!!」



「ちょっと待ちなさい!!」




家に居れば。



何かと文句ばかり。




私の事なんて、どうでも良い。



私の気持ちなんて、分かろうともしてくれない。




「めっちゃヤバい」



外は最高。




夜の雰囲気が好き。



気の合う仲間達で、騒ぐのも。




誰も私に文句を言わない。




"自由だ"




こうして。お母さんの声も。



少しずつ、忘れていく。




「ちょっと良いかな?



君達。



歳幾つなの。




お母さんとお父さんが心配するよ?」




仲間「うちの親。死んだ。」



「それな?」




職務質問。



いや。お節介は、日常茶飯事。



警察「持ち物見せて。」



仲間A「任意でしょ?」



「まじダルい」




学校もずっと行ってない。



お金なんて殆ど無い。




「優しい人居ないかな?」



仲間A「腹減ったね」



仲間B「今日は居るかな?」




ピンポーン




「いらっしゃい。



どうぞ?」




仲間B「お邪魔。」



仲間A「お腹減ったよ。」



「好きなの頼んで?」




仲間A「パパ優しい」



仲間B「まじ神。」




私達のよく居る溜まり場。



パパが居る時は、家に入れてくれる。




お風呂も入れるし。



洗濯も出来る。




無理にしてこないし。



きちんと避妊もしてくれる。




この生活もほぼ慣れた。




SNSで知り合った同じ様な仲間。



皆。互いに干渉しないし、



誰もうるさく無い。




知らない男D「ねえねえ?



おじさん家に来ない?」



仲間E「おじさんキモい。」



仲間F「あっち行って。」




ここに居るのは、皆仲間。



本名も。



住んでいる所も。




何も知らないけど。



一緒に居るのが楽。




知らない男G「ねえねえ?



一緒に遊ばない?」



仲間G「イケメン。



やば。」



「行く行く。」




そんな馬鹿な私に。



天罰が下った。




仲間G「嫌だ、、



やめて、、」



知らない男G「いや。



馬鹿っしょ。」



知らない男H「良いの連れてきたじゃん?



はい。これ。」



知らない男G「毎度。



また必要だったら呼んで下さい。




じゃね?」




知らない男H「さてと。




騒がないでね?



あまり、乱暴な事はしたくないから。」




周りに流されて。



自分の好きな様に生きてきた。




仲間G「嫌だ、、



帰りたいよ。。」



知らない男H「そうだな。




じゃあ、代わりの子連れてきたら。



帰らせてあげる。」




仲間G「分かった。




ごめんね?待っててね?」



知らない男H「あれ。



君は友達いないの?」



「、、いない」




知らない男H「あはは!



可哀想に。




大丈夫。



直ぐに慣れるよ?」




知らない男達に抑えられて。



腕に何かを注射された。




知らない男H「いい子だ。」




私は運ばれた。




知らない男I「きたねえな、



ゲロしてやがるぜ。




水でもかけとけ。



着替えもな?」




女の子が居る。



沢山、、



皆。射たれてる。




知らない男H「ここが君のお家。




ほらほら。




クスリが欲しかったら頑張らないと。




あれ?まだ効かねえな。



もっと打っとけ。」



「嫌だ、。




ごめんなさい、、



やめて、、」




知らない男I「大丈夫大丈夫。



慣れるよ」




頭がクラクラする。




薄暗い部屋の中。



知らない男の人が。




代わり代わり私の元にやってくる。




「ぐへっ、、」




頭痛とめまい。




「お、、か、ぁ、、は、、」




知らない男I「そろそろ駄目ですかね??」



知らない男H「もう、棄てちゃって。




ああ。もしもし?




そう。また宜しくね?



はーい。」




「や、、めつ、、」



私はまた運ばれる。




何処へ行くの、、




暗い。




何かに入れられた。




暗いよ。




何も。見えない、、




「お、、はあ、、ん、、」




男の声「せえの!」



バシャン、、




揺れる。



視界が。




水の中、、?




冷たい、、




苦しい、、




お母さん、、




ごめんなさい。















「もぉ。



まったく。




可愛いんだから。」



「お母さん大好き!!」





















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