壮大なファンタジーの裏にあるダークな情景に圧倒される

表面にある少年達の成長物語に対して、定期的に交差する裏の物語がこの先どうなるのだろうかとストーリーの進行を期待させる要因になっていて、いつか堕ちてしまうのか、どこで物語が交わるのかとハラハラドキドキが止まりません。

主人公を含め、登場人物の少年達がお互いにかかわりを持つことで成長する部分好きで、シリアスな部分に対してワチャワチャしている少年達を見ると「温度差で風邪引くわ…」と思いながら我が子をみる親のごとく笑顔になっています。

また、個人的には残酷な情景をしっかりと描写している点がとても良く、その場面におけるキャラクターへ容易に感情移入することができ、没入感もあって良きです。

是非末永く物語を執筆していただきたいです！