百合豚は異世界召喚されて追い出される〜足りない。足りないんだよ百合が！　異世界なんてクソだ！〜

　主人公は自他共に認める百合豚である。
　百合ならアニメ漫画小説ドラマ映画全てを見尽くす。
　それが、鬱系だろうが、R15だろうが、見る。
　自分の飯は最低限に抑えてグッズをかき集める。
　そんな人生を送っていたある日、教室に『女神』を名乗る女が現れた。

　女神曰く、クラス転移を行うらしい。
　主人公は当然抵抗した⋯⋯だが、意味はなかった。
　相手は自称女神の神である。
　人間が相手になる筈がなかった。

　転移し、百合豚の主人公は何をするか分からないと言われ、召喚先の王からも一人居なくなるくらいなら、と追い出される。
　右も左も上も下も百合も娯楽も分からない異世界で主人公は──。

　
　紆余曲折を経て、2人の可愛い奴隷を買った。
　そして、命令する。
　己の我欲の為に。