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    06 別了への応援コメント

    拝読致しました。
    しまった、改名して安慈と名乗ると思ったのにいいい(;>_<;)ウソデス
    上に厳しく、下に慈愛を持つ、なかなか希有な御仁であったのですね。
    盗賊の頭目相手に将来を語り納得させる胆力と先見性、そんなエピソードで朱さんの将来性を感じさせる構成、面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この人、挙兵したあたりはまさに国盗りの青春のヒーローみたいな感じでした。
    賊の頭目の娘と夫婦になり、その妻が賢夫人として最後まで支えてくれ、同郷の者たちも名将ぞろい、天下無敵の軍師(劉基)も帷幕に加わり……。
    それがどうして、最終形態でああなってしまったのか^^;

    しかし、評価の分かれるこのお方、その評価が分かれる前の、挙兵前後のあたりなら、何とか「物語」として描けるのではないか、というのが執筆のキッカケです。
    彼にも彼なりの魅力があった、というところをお感じいただければ、ありがたいです^^;

    ありがとうございました!

  • 05 劫火(ごうか)への応援コメント

    拝読致しました。
    なんといいましょうか、御作の他の物語と比しても、重八さんのダークヒーロー風味が抜きん出ている!?Σ(O_O;)
    その、少しずつ暗く重い雰囲気からか、文章から重さと厚さを普段よりも感じます。
    この文字数で、これほどの舞台感を演出できるのはすごいと感じました(^^)
    良かったです。

    作者からの返信

    こういう「重い」話を書いてみようと思って書いたお話なので、そうおっしゃられると嬉しい(?)限りです^^;
    あとはやはり、重八さん自体のキャラが、結構「重い」んです。
    民草のひとりとして押さえつけられてきて、そしてその押さえつけられたことへの復讐を成し遂げたという、稀有の人なので。

    ありがとうございました!

  • 04 煉獄への応援コメント

    拝読致しました。
    重八さん、こんな芝居もできる方なんですねぇ。
    将軍さんは、胡散臭いはずの僧の前で無防備かつ素のままですのに。
    ああ、意識ある雑兵たちを引き連れて出て行き、残された床に寝転がり高鼾の築地マグロ市場を目にしたら、重八さんはどうするのでしょうか……((( ;゚Д゚)))

    作者からの返信

    重八さんは場面場面によって、いろいろと装うことのできる異才の持ち主です。

    一方の将軍は、地方でヤンチャしている方が、都でこき使われるよりマシという事実に気づいてしまったので、己の欲望に忠実に振る舞っています。
    いわんや、部下をおいておや、というところです。

    そして将軍は、同じ欲望の使徒とみなした重八を信用というか、疑うのも面倒くさいという感じで、城に重八を放置。
    さあ、どうなってしまうのか……^^;

    ありがとうございました。

  • 03 崛起(くっき)への応援コメント

    拝読致しました。
    おおう、なにやら怨念したたるような濃密な想念が(^_^;)
    仏門は彼の心を鎮められなかったのですね(―人―;)
    リーダー感がすごいこの御仁、賊の頭目の指示を仰ぐ気なんてさらさらありません、的な雰囲気。
    黒いカリスマと呼びたくなるこの人の末路が気になります!(°▽°)

    作者からの返信

    ちなみに家族がほとんど餓死、病死した挙句、隣家のばーさんが可哀想に思ってお寺に入れてくれた……というのが、重八の境遇です。
    で、お寺では下っ端としてこき使われ、「飯? 托鉢行ってこい!」という扱いでした^^;
    ……というわけで仏の教えも何もないというのが、重八の心境です。

    そんなわけで賊に身を投じる重八。
    果たして賊の中でどうやってこの先生きていくのやら。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    02 荒城への応援コメント

    拝読致しました。
    強面の托鉢僧。
    やはり二重の極みを習得する前日譚であったか!(゚Д゚ )クワッ
    それはともかく。
    童女の施しに感謝する素直な心を持ち、村落を焼かれ民を殺される不条理に率直に怒る心も持つ。
    良くも悪くも、素直で豊かで激しい心の持ち主と感じました。
    国盗りを目論む賊の頭目も、この破戒僧の正義に反すれば天誅もあるのでは……(^_^;)
    手に汗握りながら、先を読みます。

    作者からの返信

    この人の「その後」を考えると、志々雄と言った方が……いえ何でもありません^^;
    いやまあ、やっぱり抜刀斎かも。
    時代の荒波の中、圧し潰される人たち……。
    それを見て、抗う方法は無いのかと藻掻く。
    さて、重八の藻掻きは、賊に一撃くれてやれるのか。

    ありがとうございました!

  • 01 地獄への応援コメント

    拝読致しました。
    絵に描いたような非道……Σ(O_O;)
    主人公さんも、闇落ち確定!?
    神も仏も、とは古今東西の蹂躙された民間で叫ばれた言葉かとは思いますが、ここでも。
    なにやら他の方のコメントを見ると、この続きと言うべき作品があるのでしょうか。(・・;)ヨンダコトアルカナ…
    この御坊が、この先どのような道を進んでゆくのか、楽しみに追いたいと思います。

    作者からの返信

    「るろうに剣心」の安慈みたいな感じで、時代の激動の中の悲劇、そこから生み出される何か、みたいなのを描いてみようと思ったのです。

    これほどまでの地獄の中において、重八はいかなる生き様を魅せるのか。
    お楽しみいただければ幸いです。

    ちなみに続編はあります。
    「こじき若殿」方式で、主人公が誰かわかれば、わかるようになっておりますので^^;

    ありがとうございました。

  • 06 別了への応援コメント

    歴史に名を残すダークヒーローの誕生、そしてこれから……という印象を強く受けたお話でした。
    拝読していて、朱重八改め朱元璋の活躍をもっと見たい! と素直に思いました。

    ……なまじ予備知識みたいなものがあったのが、すごく恨めしいです(苦笑)

    ありがとうございましたm(_ _)m

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    私の話だと創作ですけど、おそらく似たような出来事があって、朱重八さんは朱元璋さんに成ったのではないか、と思います。
    お寺を焼かれたのは史実っぽいし。

    (これは御作のテーマにもかぶるかもしれませんが)復讐鬼って、結構真面目な人が成ってしまうのでは、と思います。
    真面目だから「やられたらやり返す」と行動していく……。
    真面目な托鉢僧・朱重八さんも、元王朝に「やられた」からやり返してやる、と旗を上げたのでは。
    ……そういう私の考えを元に書かせていただきました。
    「もっと見たい」とおっしゃっていただいて、とても嬉しいです。
    何よりの褒め言葉です^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 01 地獄への応援コメント

    過去話見つけました!(喜)

    >そういえば、賊を捕えよと命じられた将軍が近くまで来ていて、近在の村や寺を襲っては、「賊を成敗した」と都に知らせ、褒賞を得ていると聞く。
    まさに世も末ですね……。
    個人的には、こういう重苦しい話は大好物ではありますが(主人公が“あの人物”という点から目をそらしつつ)

    作者からの返信

    見つけていただいて、ありがとうございます!

    この「将軍」のやっていることが、史実だというところに、この国のこの時代の救いがたさが如実に……。
    戯画的に描くのならば、「北斗の拳」みたいな感じになるのでしょうが、実際には、まさに地獄という状況です。

    ……主人公は、真面目過ぎたんでしょうね、少なくともこの頃は。
    そして地獄を平らげたあとに、地獄を生み出す可能性のある奴は……という風に深化していったんでしょうなぁ(遠い目

    ありがとうございました!

  • 06 別了への応援コメント

    素晴らしい作品でした。

    他に言葉はありません。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    結構キツい内容かとは思いますが、お読みいただけたようで、まことに嬉しい限りです^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 06 別了への応援コメント

    朱元璋でしたか。

    日本とばかり思っていたので頭の中で、これは知らないローカルな偉人かなと思っていました。

    つい最近、ご当地偉人かるたなんてものを貰ったので、その類の人かと^_^;

    最後にしてやられた感があります。

    答え合わせが終わったので、もう一度最初から見てみます。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    そうなんです。
    改名前の名前を改めて見ると、これって日本の江戸時代とかその前の時代の名前としても使えるんじゃないか、と思ったのです(笑)

    知っている人には「お!」と思えて、知らない人には「誰だろう?」と思えて、それで読んでもらえるように苦心した一作です^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    06 別了への応援コメント

    わたし、すっかり重八さんと聞いて
    日本の歴史モノとばかり
    思い込んでおりました(^◇^;)

    学生の頃、学校帰りに
    白土三平さんのカムイ外伝を立ち読みするのが
    めっちゃ楽しみで。
    そのストーリーに重ね合わせながら
    読んでいました。

    最後に人物像が解き明かされたとき
    えっ?えっ??
    見事にやられましたねぇ〜

    もう、ビックリでした🫢
    Wikipediaでざっくり読みましたが
    まさに地獄の如き底辺から
    劫火に焼かれながら
    のぼりつめていく
    サクセスストーリー

    情に厚く、聡明で大変魅力的な人物でした。
    面白かったです!


    作者からの返信

    実際、そのミスリーディングは狙っておりました^^;
    こんな名前してたら、そういう風に思えるかも……と感じまして。
    逆に、知っている人には「ああ、そういうことなんだな」と思えるように書くよう、苦労した一作です。

    「カムイ伝」シリーズは、陰惨なところもありますけど、読むのをやめられない魅力がありますよね。
    私も高校の図書館(何故か蔵書されていた)で読みふけり、帰りが遅くなって母親に叱られた記憶があります(笑)

    重八(朱元璋)だけでなく、達(徐達)、和(湯和)も「らしい」名前だったところが、拙作のミスリーディングを助長してくれたような気がします。
    劉基とか、康茂才って人ものちのち加わるんですが、その人たちが最初から仲間だったら、バレていたかもしれません^^;

    朱元璋は、托鉢僧から皇帝に登りつめた男で、そういう意味で劉邦と双璧ですが、でも、天下を取ったあとに官僚の粛清、重臣の処分をしていて、結構評価の分かれる人物です。
    でも、初期の旗揚げ時は、まだ野望と志に燃える好漢として描けるだろうと思って描きました。
    その辺を感じていただいたようで、幸いです。

    ありがとうございました!

  • 06 別了への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     ……えげつなっ。
     タイトル今読み返したら、「さよならを忘れて」じゃないか!

     かくして地獄から生まれた救世主は、更なる地獄を作り出し、彼の死の瞬間まで鮮血が世を覆う、と。
     物凄い寂寥感です。それでも、最初の炎は綺麗だったのだと、読者だけは知っている。たいへん面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ホントは死別した両親との「さよなら」を忘れて、にするつもりでしたが、重八さんが身バレしてしまうのでやめました^^;

    さて、そんな重八さんですが、乱世立志編みたいなあたりはまだ、正義の炎だったんでしょうね。
    鄱陽湖の戦いのあたり――劫火により宿敵を焼き尽くして天下を手中にするあたりまでは。
    ……でも、起ち上げ時の戦友が裏切ったりして、鄱陽湖の直前ぐらいから例の監視体制を構築していたりします。

    重八さんとしては、「裏切り→国が崩れる→戦乱再び」を恐れたんでしょうね。
    皮肉にも息子と孫が戦乱をやらかすとは思ってなかったんでしょうけど。

    おっしゃるとおり、地獄を終わらせた朱元璋ですが、彼もまた地獄を生み出すという、分かる人には分かる、シニカルな空気も狙っていました。
    まあ、重八という名前を見て、「あ!」と思った人には、その時点で予想がついちゃったみたいですけど^^;

    ありがとうございました。

    編集済
  • 05 劫火(ごうか)への応援コメント

    まさに劫火の如く
    この世の終末ともとれる
    愚かしき人間の業の果て

    全てを焼き尽くしたあとに残るもの
    見えてくる未来の姿は…

    作者からの返信

    乱世というものの、負の側面を出してみました。
    人間、どうしようもない状況に置かれると……というところもあります。
    しかし、それを否定するのもまた人間であり……というのが、重八です。
    重八の劫火は、乱世を焼き尽くし、そして……。

    ありがとうございました。

  • 05 劫火(ごうか)への応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
     重八さんの「坊主はやめたんだ」の一言に万感の想いを感じました。
     ……坊主であれば、未来は変わったものを。

     思い返せば(時代が違うといえ)光武帝すら止められなかった略奪を重八さんは許さなかった。
     ならばきっと彼は苦しむ民衆にとって希望の灯火だった。地獄すら焼き尽くすような劫火の光に、多くの人が魅入られたんだろうなあ……。
     その光、家とか国とかもバンバン焼くんだケドね(^^;;
     彼は間違いなく英雄だと再認識できました。面白かったです。

    作者からの返信

    伝えられるところだと、お寺焼き討ち事件の後、何度も占って、「叛乱軍に加われ」とのお告げを得た、とされています。
    ……これって、重八の逡巡を象徴しているんじゃないかな、と。
    まあでも、重八さんは性格から言って、いずれ起つことになったのでは、と思います。

    重八さん、民草については比較的マシな扱いをしていて、「略奪? じゃあ次の城でやっていいよ」→「ンなこと言ったっけ?」の兇悪コンボで、それでも略奪した兵を粛清したりしています。
    役人や軍人の扱いがアレなのも、「サボり? 反抗的? 放っておいたら民草に迷惑が及ぶからNG」と思われたんだろうなぁ、とも。
    英雄にはちがいないと、私も思います……あの時代、そこまでやらないと駄目だったんだろうと思いますし^^;

    ありがとうございました。

  • 04 煉獄への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     将軍は、個人というよりも、元末に多くいただろう腐敗軍人の側面も大きいでしょうから、この描き方でよかったと思います。
     大陸の王朝末期はたいていこういうのが蔓延るし。
     重八さんの「笑ってすぐ人を殺す、笑った直後に四肢を叩っ切る」ところが出ていて、冷や冷やしますね。
     地獄に魔王、げふん。続きが楽しみですが怖い(⌒-⌒; )

    作者からの返信

    この将軍は、実際に中央からこのあたりに派遣された人がモチーフです。
    重八さんのお寺を賊の本拠地と誤解して襲い、間違いだと気づくと燃やして証拠隠滅という、悪党というか間抜けなのでは……という人です。
    ただ、小説の上では悪役として、もっと狡い感じにしました。
    描き方をお褒め頂き、ありがとうございます。

    重八さん、例の「二面性」が如実に出ているところです^^;
    この時カミさんがいないから、余計闇落ちしやすくなって……げふんげふん。

    ありがとうございました。

  • 03 崛起(くっき)への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     今話の重八さんは、義憤に燃えて民衆の為に戦うヒーローっぽいですね!

    「起義だ。米は村に返す」

     賊に属していても、あくまで理想を忘れない……血塗れの独裁者に聞かせてやりたいですね、アニキい(≧∇≦)
     忘れてはなかったのかも知れませんが、ゆっくりと歪んだだけで。
     心が軋む、良い物語だと思います。面白かったです。

    作者からの返信

    最初の頃は、理想に燃えていたと思うんですよ。
    最初の頃は。
    でもそのうち、立ち上げ時からの部下に裏切られてしまったりして、闇に……げふんげふん。

    しかし、「民草はいつ飢え死ぬかという恐怖に怯えているのに、キミたち軍人官人はサボる余裕あんの?」とか、ずっと思ってたんじゃないでしょうか。

    それでもカミさんがいた頃はまだ良かったんだけどなぁ……^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    06 別了への応援コメント

    うまいなあっ!と思わず唸りました。
    おそらく、世界でも稀にみる極貧の出自から皇帝にまで登り詰めた男。それはもう、色々あったことでしょう。
    教科書を斜め読みする程度だと、英雄的勇姿や冷酷苛烈な行政改革など、人間離れしたような姿ばかりが思い起こされてしまうのですが。
    四谷軒様は。熱い血が通うその人となりを、その心を、見事に物語って下さいました。

    素晴らしかったですっ!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    劉邦と並び称されるほどの立志伝の人なんで、おっしゃるとおり、いろんな目に遭わされたと思います。
    たぶん、その悲惨な境遇からスタートした、というあたりがこの人の原点で、役人の粛清とかは、「お前らとちがって、民草はいつだって死にそうなんだ」という想いが根底にあったのでは、と思います。
    それが正しいかどうかはさておいて。

    さて、その「悲惨な境遇」を「お話」とするにあたって、こんな感じにしました。
    「知られているけどあまりどんな人か分からない」朱元璋について、「どんな人」か触れられるように。
    そのあたりを「見事」とおっしゃっていただいて、誠に恐縮です^^;

    ありがとうございました。

  • 02 荒城への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     重八さん、すっごい綺麗で泣けてくる。
     この地獄を変えて、穏やかな世を創って欲しいなあ(滂沱)
     罰する賊になるって『時点』でなかったんだがな!
     あえて固有名詞を排したことで、絵本のような、昔話のような雰囲気がいいですね。面白かったです。

    作者からの返信

    恐縮です。

    重八さん、このまま托鉢僧のままでいさせてくれれば良かったのに、時代がそれを許してくれなかった面はあります。
    貧しいながらも何とか生きて来たのに、それを国によってぶち壊されてしまったからなぁ。

    軍人や官人を罰するというのは、「その後の重八」がやったことを踏まえて書いてみました。
    ちょっとでもサボったり隙を見せたりすると許されないという、上司にしたくない人ナンバーワンになってしまいますから……。

    ちょっと寓話的な空気は意図してやりました^^;
    重八が誰かというのを隠したいのと、やっぱり悲惨なことを書いてますから、「事実でなく、お話っぽい」感じにしたかったので(何か偉そうなこといってます)。
    そのあたりに触れられて、恐縮です。

    ありがとうございました。

  • 06 別了への応援コメント

    連載お疲れ様でした。
    史実のこのひとは毀誉褒貶分かれるひとで、タイトルに相当する漢語「星火燎原」(「星星之火,可以燎原」)を掲げた20世紀のだれかと重ね合わせられることも多いです。
    でも、いろんな意味で華々しい「歴史に登場してからのこの人物」の背後にこの物語があった、と考えると納得してしまいます。拝読して、史実だったかどうかは別に「真実」がここにある、と感じました。
    すばらしいエピソードありがとうございました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    重八さん、まあ権力保持というか国を安定させたいという気持ちがまず強かったんじゃないかなと思います。
    権力を濫用したりしていた感じではなかったので、ある意味「正義」としてずっとやってきたつもりなのでは、と感じます。
    20世紀の誰かさんも、まあそんな感じでは、と妄想します。

    ……いろいろ言われる重八ですけど、「原点」はこんな感じだったのでは、と空想して書いてみました。
    こういう「原点」があったから、あそこまでやれたんだよ、という感じで^^;
    そのあたりを「真実」とおっしゃられて恐縮です。

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 06 別了への応援コメント

    この方は本邦の秀吉と面影が重なりますね。
    振れ幅が大きすぎて一面だけでは測れない。
    やっぱり知識人階級に対するコンプレックスのようなものはあったのかなと想像してしまいます。

    最後にお題消化をきれいにもってきましたね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この人の行く末は、おっしゃるとおり毀誉褒貶が激しいですね。
    知識層については、起ち上げ時は劉基を始め、結構取り込んでいたのに……。
    まあでも、そこは短編の都合の良さ(?)で、ある瞬間だけ切り取る感じで、この人の「原点」みたいなところだけ書くようにして見ました。

    お題の消化は、この人意外と情にもろいところがあるので、その辺を加味しました。
    きれいとおっしゃられて恐縮です^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    06 別了への応援コメント

    李善長「やさしそうなヒトだねぇ~♪」
    胡惟庸「きっと楽土を作ってくれるんだろうねぇ~☆」

    (*´∀`)人(´∀`*)ねぇ~☆
    ※人選に一切の悪意はありません!!!!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    朱元璋「よっしゃお前ら、それじゃ鵞鳥でも食べるか?」
    徐達「おいやめろ」

    ありがとうございました!


  • 編集済

    06 別了への応援コメント

    朱元璋って名乗ったところ、鳥肌がたちました。素晴らしいです。

    最高の物語、読ませていただいてありがとうございます。
    そのうち、わたしも歴史物に戻ろうかなって、ついつい思うほど、素敵な作品でした。

    作者からの返信

    朱元璋は当初、「朱重八」と名乗っていたという史実から、このお話を思いつきました。
    それで、何となくラストシーンは朱元璋と名乗りを改めるシーンにしようと思っておりました。
    そこから派生して、乱世の終結を予感させるような、新たな時代の始まりのような空気を作れれば、と思いまして^^;

    今のアメさんの作品も、中国ベースで、ある意味歴史ものなのではないかと思っておりますが、アメさんのガチ歴史ものも好きなので、もし筆を執られるのでしたら、楽しませてもらおうと思っております(笑)

    ありがとうございました。

  • 06 別了への応援コメント

    おはようございます。

    エピソードタイトルどおり、地獄から始まった物語。はじめは読んでいてつらかったのですが、すかっとする最後で締めくくられていたので読後感がよかったです!

    歴史にはあまり興味がないのですが、四谷軒さまの作品を読むと、登場した人物たちや時代背景が知りたいという知識欲がわいてきます。いつもすてきな作品をありがとうございます!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    おっしゃるとおり、地獄と言わんばかりの状況からのスタートです。
    人々も悲惨な目に遭っており、読む方も結構つらいのでは、と私も思いました。
    そこを読み進めていただいて、まことにありがたいことです。

    そして、「元」の時代の末期の乱世――群雄割拠の中で、その群雄の略奪やら何やらで、滅茶苦茶な世の中だったと思いますが、その中で重八=朱元璋は略奪を禁じていたということから、こういうお話にしました。

    歴史についての興味がわいてきたということで、作者冥利に尽きる思いです。
    「この人はどういう人なんだろう?」「これはどういうことなんだろう?」と思わせれば、歴史ジャンルの作者としては「やったぜ」という気分ですので^^;

    ありがとうございました。

  • 06 別了への応援コメント

    朱元璋の名は詰め込み式の世界史の授業でチラッと聞いた程度ですが、改めて、ドラマチックな人生だな~と思いました!
    実際にこんな方だったのかどうかは存じませんが、ささやかな恩を忘れない人柄にはグッときます。
    実現したのかどうか分かりませんが、あの時代に「不殺」や「養民」を掲げたとしたら素晴らしいと思いますね……。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    朱元璋は劉邦とならんで、農民から皇帝になった人という、わが国でいうと秀吉みたいな感じの人です。
    で、調べてみると、結構とんでもない状況からのスタートだったのです。
    拙作については創作ですが^^;

    朱元璋=明の洪武帝については、天下を取ったあとが顕著なんですが、結構部下の粛清をしていて、その辺がちょっとアレな印象です。
    ですが、命を賭して戦った部下の子を育てたり、倒した宿敵の子を許したりとか、情に溢れる一面もあり、拙作についてはその辺を強調した次第です。

    ちなみに「不殺」と「養民」については史実です。
    それを貫くために、略奪した兵士を粛清するという徹底ぶりです。
    おそらく、幼少から青年期にかけての農民、そして僧侶としての人生経験に起因するものかと思います。

    ありがとうございました。

    編集済
  • 05 劫火(ごうか)への応援コメント

    あらら。
    さらに顔つきに凄みが出ちゃった。

    まあ、坊さん辞めてなくてもこの将軍に聞かせるお経は無いでしょうね。

    作者からの返信

    この人の「原点」ってこんな感じだと思うんですよ。
    略奪を禁じているのって、このあたりだとこの人ぐらいだし。

    この将軍については、名前や悪行が伝えられていることから、きっと重八が調べて、そして〇〇して、後世に伝えて……という末路だったんだろうなぁと想像します。
    他の宿敵の子とかはわりと許しているのに……。
    そんなわけで「悪党に墓標はいらぬ!」という感じにしました。

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     迷ったのですが、最新作を追いながら過去作も見ようと思いました(o^^o)

     うん、なんだろう。
    「お前かー!」と言いたい、この複雑な気持ち。
     地獄を歩く、僧侶。なんて気高い……なんて口が裂けても言いたくない。
     色んな意味で強烈な主人公を、どう描くのか期待します。面白かったです!

    作者からの返信

    こちらをお読みいただいて恐縮です。
    短編中編をぽつぽつ、たまに長編を出すスタイルですので、お気の向く作品があれば幸いでございます。

    さて、主人公。
    彼について、「?」な人も、「!」な人も、「読みたいなぁ」と思わせられれば……ということを心がけて書きました。
    それで、「!」な人は、そうですよね……「お前かよ」という気分かと思います(笑)
    でもこのお方の「原点」ってこんな感じなんだろうなぁと思いまして^^;

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    さながら、今、まさに
    世界全体が直面している危機的状況が
    重なってみえるようなプロローグ。

    何もかも破壊され
    焼き尽くされ
    焦げ臭い煙とともに渦巻く
    人間のエゴ、欲望、諸々。

    その向こう側に見える世界を
    この物語を通して
    見れるような気がして。

    果たしてどのような結末になるのか
    見守りたいと思います。







    作者からの返信

    かつての乱世で、こういうことがあったのかもしれない、というのを書いてみました。
    重八自身は史実の人ですが、その重八がこのような軌跡をたどったかは何とも言えません。
    ただ、近いような感じだったのでは、と思います。

    重八はこの乱世を何とかしようと思うわけですが、そこから先、重八自身がどうなるかということも含めて、読む方に何か「気づき」があれば幸いと思って書いております。

    ありがとうございました。

  • 05 劫火(ごうか)への応援コメント

    すごい戦いの描写。
    将軍、経をって、ここの駆け引きが素晴らしい。

    重八の覚悟がよかったです。

    作者からの返信

    重八の作戦勝ちというか、将軍たちがだらしなかったせいで、ここまで攻められたかと思います。
    そして、重八たちにしてみれば、後が無い&仇討ちという勢いがあるわけでして……。

    ありがとうございました。

  • 04 煉獄への応援コメント

    まあ、割と中央派遣軍の将軍は「狡兎死して走狗烹らる」と真面目に賊を討伐しないケースはありますね。
    保身のためのケースもあるので一概に悪とは言えませんが、こちらの将軍は下衆感が凄いです。
    四谷軒さまの描く人物では最低記録更新では?

    作者からの返信

    隋末の張須陀みたいな人は稀有なケースですからね。
    だからこそ歴史に燦然と名を残すわけですが、大半は……。

    拙作の「将軍」は、この時代、この地方に派遣された人がモデルです。
    この人、重八のお寺を賊の「ねぐら」呼ばわりして略奪し、最後には略奪の証拠隠滅のため、お寺を焼いちゃうという滅茶苦茶な人です。
    そのあたりが、アレな描写に繋がったのかもしれません。
    たしかに更新してしまったのかも。

    ありがとうございました。

  • 04 煉獄への応援コメント

    将軍、怖い描写で、ゾクゾクしました。
    もう流石ですね。読み込んでしまいました。

    作者からの返信

    恐縮です。
    「将軍」という無個性な感じにしてみました。
    「重八って誰?」という仕掛けのためでもありますが、やっぱりこういうことをする「将軍」……無個性のネームレスにした方が、人間味のない感じがするかな、と思いまして。

    ありがとうございました。

  • 04 煉獄への応援コメント

    タグを二度見して「おおっ!」ってなりました。「重八」という名前の感じから、日本の平安~室町時代あたりの人だと想像してました。
    タイトルにどんな意味が込められているのかも気になります!

    作者からの返信

    そういう名前ですよね^^;
    ちなみにサブタイトルの英詩は、検索していたら引っかかったものです。
    あまりよく知りません(笑)
    でも、重八にとって「火」は、その生涯に大きく関わって来るので、引用させていただきました。

    ありがとうございました。

  • 03 崛起(くっき)への応援コメント

    重八さん……。
    ここまでは王道の主人公っぽいんですよねえ。
    さて、どんな活躍をしますか。
    楽しみにしてます。

    作者からの返信

    「重八」の時代は、野望と志に燃えて、それなりに青春大河っぽい日々だったと思うんです。
    仲間たちも多士済々で、いかにもって感じですし。

    まあ、拙作は「物語」なんで、そこはちょっとイイ感じにしておきたいなぁ、なんて思います^^;

    ありがとうございました。

  • 03 崛起(くっき)への応援コメント

    重八に実在のモデルがいるのでは……?と、いろんな歴史上の人物で検索をかけてみましたが全然分かりませんでした。

    作者からの返信

    タグをご覧ください。
    ちょっと離れて遠目で。
    すると……^^;

    ありがとうございました。

  • 02 荒城への応援コメント

    あまりなめているとしっぺ返しを食らいます。
    やばい奴を怒らせてしまいましたね。

    作者からの返信

    重八がお寺に入る時、隣家の婆ちゃんが自分のお金をお寺に渡して「死んだ重八の父ちゃんが、重八は寺に入れてくれって言ってたんじゃ」と頼み込んでくれたらしいのです。
    そんなお寺を焼き討ちされちゃあ、その時点でフラグだったのでは^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    02 荒城への応援コメント

    ダメじゃないですかっ!泣きそうになっちゃうじゃないですかっ!

    賊と呼ばれ建国を目指すもの。なんだか坂東の虎を思い出してしまいましたか。
    これは名作の予感っ!!

    作者からの返信

    恐縮です。
    重八は、民草には優しいんですよね。
    そのあたりの「原点」みたいなものとして、このエピソードは書かせていただきました。

    乱世の中の群雄割拠。
    坂東の虎もそうでしたが、その抱く理想によって、仰ぐ人も、ついて来る人々もまた変わってきましょう。
    賊は、重八は、いかなる未来予想図を描いていくのか――。
    その辺を描ければと思います^^;

    ありがとうございました!

  • 01 地獄への応援コメント

    これは。
    今の世を捉えればこそ、でしょうか。
    かなり難しいテーマかとお察し致しますが、そこは四谷軒さま、期待しかありませんっ!
    拝読させて頂きますっ!

    作者からの返信

    おっしゃるとおり、こういうご時世に、こういう話を書くのは難しいことです。
    しかし、戦記物を書いてきた身としては、「こういう時、こういうことをした人がいました」と伝えることが、できることなのかな、と思うのです。

    お読みいただき、ありがとうございます。
    よろしくお願いいたします。

  • 02 荒城への応援コメント

    回想部分に、─を使うって、とてもいいですね。
    残酷な結果、そして、文体はさらに美しいです。

    素晴らしいと思いました。

    作者からの返信

    映画とかだとモノクロで回想する、みたいなアレを狙ってみました^^;
    乱世ならではの悲哀の別れ、さよならを忘れるほどに過酷な。
    そういうものを書いてみました。

    素晴らしいとおっしゃられて、とても嬉しいです。

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    この重八はどちらのお顔を見せるのでしょうか?
    楽しみにしています。

    作者からの返信

    どちらも……げふんげふん。
    いやあ、何のことだかさっぱりでござ候(目逸らし
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    新作を楽しみにしていました。かなりヘビーな展開からスタートですね。室町後期か、戦国時代初頭でしょうか?この後の展開に目が離せないです。

    作者からの返信

    いろいろと悩みましたが、こういう話になりました^^;

    今はまだ言えませんが、どこかの乱世であることは確かです。
    そして、いちおう史実ベースで描いております^^;

    ご期待に沿えられれば幸いです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    01 地獄への応援コメント

    こんにちは。
    よいアイデアを思いつかれましたね。
    私などには考えつかない書き方。
    うまいところを突いてきたなと感心しっぱなしです。
    いやあ、すばらしい。おもしろい。

    レビューを途中まで書いたのですが、完結してから投稿したいと思います。

    作者からの返信

    恐縮です。

    いろいろと申し上げたいのですが、御作への応援コメントの返信で述べられているとおりです^^;
    ネタバレは別に気にしなくてもいいですよ、だってタグが
    ……げふんげふん(笑)

    レビューについて、ありがたい限りです。
    値する作品になっていれば幸いです。

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    重いお話のようですね。昨今のミャンマー情勢などを思い浮かべてしまいました。世界が混乱している今だからこそ浮わついた話よりこういう話を読みたいです。続きを期待しています。

    作者からの返信

    重い話で恐縮です。
    乱世というものの、ある一面を描いております。
    そして、その乱世の中でどう生きるかという問いに対し、ひとつの答えを出した人の話を書いています。
    それが正解かどうかは誰にも分かりませんが。

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    すごく読みやすいです。普段の四谷軒さまの作品以上に。面白そう。

    作者からの返信

    恐れ入ります。

    自分なりに、こなれてきたかなぁ、とも思っておりますので、そうおっしゃられると、とても嬉しいです。

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    言わんとする事を、勝手ながら、受け取り。

    今から涙の準備です。

    さすが、四谷軒さん。すでに名作です(T ^ T)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    乱世というのは、こういう側面があります。
    そういう中で、どう生きるのか……その答えは誰にも分かりません。
    ただ、過去を振り返って、その時、人はどう生きたのか、ということを知ることはできます。
    しかし、それが答えかというわけでもなく、ひとつのサンプルに過ぎませんが……。

    上手く言えなくてすみません^^;

    ありがとうございました。

    編集済
  • 01 地獄への応援コメント

    おやおやおや、これは何と凶悪な顔をしたお坊様でしょう。
    きっと僧の恰好をした賊に違いあるまい!
    縛り上げろ!(ぇ

    作者からの返信

    でもって、縛り上げた人の娘さん(尽くすタイプ)が「やだ……アタイ、この人、好みかも」とか言って、良縁が成立しちゃうんだよなぁ……^^;

    ありがとうございました。

  • 01 地獄への応援コメント

    お話の展開が楽しみです。

    期待をこめて 🌟をつけました。

    続きを楽しみにお待ちします。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    結構暗い話で恐縮です。
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました!