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06 別了」への応援コメント


  • 編集済

    拝読致しました。
    しまった、改名して安慈と名乗ると思ったのにいいい(;>_<;)ウソデス
    上に厳しく、下に慈愛を持つ、なかなか希有な御仁であったのですね。
    盗賊の頭目相手に将来を語り納得させる胆力と先見性、そんなエピソードで朱さんの将来性を感じさせる構成、面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この人、挙兵したあたりはまさに国盗りの青春のヒーローみたいな感じでした。
    賊の頭目の娘と夫婦になり、その妻が賢夫人として最後まで支えてくれ、同郷の者たちも名将ぞろい、天下無敵の軍師(劉基)も帷幕に加わり……。
    それがどうして、最終形態でああなってしまったのか^^;

    しかし、評価の分かれるこのお方、その評価が分かれる前の、挙兵前後のあたりなら、何とか「物語」として描けるのではないか、というのが執筆のキッカケです。
    彼にも彼なりの魅力があった、というところをお感じいただければ、ありがたいです^^;

    ありがとうございました!

  • 歴史に名を残すダークヒーローの誕生、そしてこれから……という印象を強く受けたお話でした。
    拝読していて、朱重八改め朱元璋の活躍をもっと見たい! と素直に思いました。

    ……なまじ予備知識みたいなものがあったのが、すごく恨めしいです(苦笑)

    ありがとうございましたm(_ _)m

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    私の話だと創作ですけど、おそらく似たような出来事があって、朱重八さんは朱元璋さんに成ったのではないか、と思います。
    お寺を焼かれたのは史実っぽいし。

    (これは御作のテーマにもかぶるかもしれませんが)復讐鬼って、結構真面目な人が成ってしまうのでは、と思います。
    真面目だから「やられたらやり返す」と行動していく……。
    真面目な托鉢僧・朱重八さんも、元王朝に「やられた」からやり返してやる、と旗を上げたのでは。
    ……そういう私の考えを元に書かせていただきました。
    「もっと見たい」とおっしゃっていただいて、とても嬉しいです。
    何よりの褒め言葉です^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 素晴らしい作品でした。

    他に言葉はありません。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    結構キツい内容かとは思いますが、お読みいただけたようで、まことに嬉しい限りです^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 朱元璋でしたか。

    日本とばかり思っていたので頭の中で、これは知らないローカルな偉人かなと思っていました。

    つい最近、ご当地偉人かるたなんてものを貰ったので、その類の人かと^_^;

    最後にしてやられた感があります。

    答え合わせが終わったので、もう一度最初から見てみます。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    そうなんです。
    改名前の名前を改めて見ると、これって日本の江戸時代とかその前の時代の名前としても使えるんじゃないか、と思ったのです(笑)

    知っている人には「お!」と思えて、知らない人には「誰だろう?」と思えて、それで読んでもらえるように苦心した一作です^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    わたし、すっかり重八さんと聞いて
    日本の歴史モノとばかり
    思い込んでおりました(^◇^;)

    学生の頃、学校帰りに
    白土三平さんのカムイ外伝を立ち読みするのが
    めっちゃ楽しみで。
    そのストーリーに重ね合わせながら
    読んでいました。

    最後に人物像が解き明かされたとき
    えっ?えっ??
    見事にやられましたねぇ〜

    もう、ビックリでした🫢
    Wikipediaでざっくり読みましたが
    まさに地獄の如き底辺から
    劫火に焼かれながら
    のぼりつめていく
    サクセスストーリー

    情に厚く、聡明で大変魅力的な人物でした。
    面白かったです!


    作者からの返信

    実際、そのミスリーディングは狙っておりました^^;
    こんな名前してたら、そういう風に思えるかも……と感じまして。
    逆に、知っている人には「ああ、そういうことなんだな」と思えるように書くよう、苦労した一作です。

    「カムイ伝」シリーズは、陰惨なところもありますけど、読むのをやめられない魅力がありますよね。
    私も高校の図書館(何故か蔵書されていた)で読みふけり、帰りが遅くなって母親に叱られた記憶があります(笑)

    重八(朱元璋)だけでなく、達(徐達)、和(湯和)も「らしい」名前だったところが、拙作のミスリーディングを助長してくれたような気がします。
    劉基とか、康茂才って人ものちのち加わるんですが、その人たちが最初から仲間だったら、バレていたかもしれません^^;

    朱元璋は、托鉢僧から皇帝に登りつめた男で、そういう意味で劉邦と双璧ですが、でも、天下を取ったあとに官僚の粛清、重臣の処分をしていて、結構評価の分かれる人物です。
    でも、初期の旗揚げ時は、まだ野望と志に燃える好漢として描けるだろうと思って描きました。
    その辺を感じていただいたようで、幸いです。

    ありがとうございました!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     ……えげつなっ。
     タイトル今読み返したら、「さよならを忘れて」じゃないか!

     かくして地獄から生まれた救世主は、更なる地獄を作り出し、彼の死の瞬間まで鮮血が世を覆う、と。
     物凄い寂寥感です。それでも、最初の炎は綺麗だったのだと、読者だけは知っている。たいへん面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ホントは死別した両親との「さよなら」を忘れて、にするつもりでしたが、重八さんが身バレしてしまうのでやめました^^;

    さて、そんな重八さんですが、乱世立志編みたいなあたりはまだ、正義の炎だったんでしょうね。
    鄱陽湖の戦いのあたり――劫火により宿敵を焼き尽くして天下を手中にするあたりまでは。
    ……でも、起ち上げ時の戦友が裏切ったりして、鄱陽湖の直前ぐらいから例の監視体制を構築していたりします。

    重八さんとしては、「裏切り→国が崩れる→戦乱再び」を恐れたんでしょうね。
    皮肉にも息子と孫が戦乱をやらかすとは思ってなかったんでしょうけど。

    おっしゃるとおり、地獄を終わらせた朱元璋ですが、彼もまた地獄を生み出すという、分かる人には分かる、シニカルな空気も狙っていました。
    まあ、重八という名前を見て、「あ!」と思った人には、その時点で予想がついちゃったみたいですけど^^;

    ありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    うまいなあっ!と思わず唸りました。
    おそらく、世界でも稀にみる極貧の出自から皇帝にまで登り詰めた男。それはもう、色々あったことでしょう。
    教科書を斜め読みする程度だと、英雄的勇姿や冷酷苛烈な行政改革など、人間離れしたような姿ばかりが思い起こされてしまうのですが。
    四谷軒様は。熱い血が通うその人となりを、その心を、見事に物語って下さいました。

    素晴らしかったですっ!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    劉邦と並び称されるほどの立志伝の人なんで、おっしゃるとおり、いろんな目に遭わされたと思います。
    たぶん、その悲惨な境遇からスタートした、というあたりがこの人の原点で、役人の粛清とかは、「お前らとちがって、民草はいつだって死にそうなんだ」という想いが根底にあったのでは、と思います。
    それが正しいかどうかはさておいて。

    さて、その「悲惨な境遇」を「お話」とするにあたって、こんな感じにしました。
    「知られているけどあまりどんな人か分からない」朱元璋について、「どんな人」か触れられるように。
    そのあたりを「見事」とおっしゃっていただいて、誠に恐縮です^^;

    ありがとうございました。

  • 連載お疲れ様でした。
    史実のこのひとは毀誉褒貶分かれるひとで、タイトルに相当する漢語「星火燎原」(「星星之火,可以燎原」)を掲げた20世紀のだれかと重ね合わせられることも多いです。
    でも、いろんな意味で華々しい「歴史に登場してからのこの人物」の背後にこの物語があった、と考えると納得してしまいます。拝読して、史実だったかどうかは別に「真実」がここにある、と感じました。
    すばらしいエピソードありがとうございました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    重八さん、まあ権力保持というか国を安定させたいという気持ちがまず強かったんじゃないかなと思います。
    権力を濫用したりしていた感じではなかったので、ある意味「正義」としてずっとやってきたつもりなのでは、と感じます。
    20世紀の誰かさんも、まあそんな感じでは、と妄想します。

    ……いろいろ言われる重八ですけど、「原点」はこんな感じだったのでは、と空想して書いてみました。
    こういう「原点」があったから、あそこまでやれたんだよ、という感じで^^;
    そのあたりを「真実」とおっしゃられて恐縮です。

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • この方は本邦の秀吉と面影が重なりますね。
    振れ幅が大きすぎて一面だけでは測れない。
    やっぱり知識人階級に対するコンプレックスのようなものはあったのかなと想像してしまいます。

    最後にお題消化をきれいにもってきましたね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この人の行く末は、おっしゃるとおり毀誉褒貶が激しいですね。
    知識層については、起ち上げ時は劉基を始め、結構取り込んでいたのに……。
    まあでも、そこは短編の都合の良さ(?)で、ある瞬間だけ切り取る感じで、この人の「原点」みたいなところだけ書くようにして見ました。

    お題の消化は、この人意外と情にもろいところがあるので、その辺を加味しました。
    きれいとおっしゃられて恐縮です^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    李善長「やさしそうなヒトだねぇ~♪」
    胡惟庸「きっと楽土を作ってくれるんだろうねぇ~☆」

    (*´∀`)人(´∀`*)ねぇ~☆
    ※人選に一切の悪意はありません!!!!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    朱元璋「よっしゃお前ら、それじゃ鵞鳥でも食べるか?」
    徐達「おいやめろ」

    ありがとうございました!


  • 編集済

    朱元璋って名乗ったところ、鳥肌がたちました。素晴らしいです。

    最高の物語、読ませていただいてありがとうございます。
    そのうち、わたしも歴史物に戻ろうかなって、ついつい思うほど、素敵な作品でした。

    作者からの返信

    朱元璋は当初、「朱重八」と名乗っていたという史実から、このお話を思いつきました。
    それで、何となくラストシーンは朱元璋と名乗りを改めるシーンにしようと思っておりました。
    そこから派生して、乱世の終結を予感させるような、新たな時代の始まりのような空気を作れれば、と思いまして^^;

    今のアメさんの作品も、中国ベースで、ある意味歴史ものなのではないかと思っておりますが、アメさんのガチ歴史ものも好きなので、もし筆を執られるのでしたら、楽しませてもらおうと思っております(笑)

    ありがとうございました。

  • おはようございます。

    エピソードタイトルどおり、地獄から始まった物語。はじめは読んでいてつらかったのですが、すかっとする最後で締めくくられていたので読後感がよかったです!

    歴史にはあまり興味がないのですが、四谷軒さまの作品を読むと、登場した人物たちや時代背景が知りたいという知識欲がわいてきます。いつもすてきな作品をありがとうございます!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    おっしゃるとおり、地獄と言わんばかりの状況からのスタートです。
    人々も悲惨な目に遭っており、読む方も結構つらいのでは、と私も思いました。
    そこを読み進めていただいて、まことにありがたいことです。

    そして、「元」の時代の末期の乱世――群雄割拠の中で、その群雄の略奪やら何やらで、滅茶苦茶な世の中だったと思いますが、その中で重八=朱元璋は略奪を禁じていたということから、こういうお話にしました。

    歴史についての興味がわいてきたということで、作者冥利に尽きる思いです。
    「この人はどういう人なんだろう?」「これはどういうことなんだろう?」と思わせれば、歴史ジャンルの作者としては「やったぜ」という気分ですので^^;

    ありがとうございました。

  • 朱元璋の名は詰め込み式の世界史の授業でチラッと聞いた程度ですが、改めて、ドラマチックな人生だな~と思いました!
    実際にこんな方だったのかどうかは存じませんが、ささやかな恩を忘れない人柄にはグッときます。
    実現したのかどうか分かりませんが、あの時代に「不殺」や「養民」を掲げたとしたら素晴らしいと思いますね……。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    朱元璋は劉邦とならんで、農民から皇帝になった人という、わが国でいうと秀吉みたいな感じの人です。
    で、調べてみると、結構とんでもない状況からのスタートだったのです。
    拙作については創作ですが^^;

    朱元璋=明の洪武帝については、天下を取ったあとが顕著なんですが、結構部下の粛清をしていて、その辺がちょっとアレな印象です。
    ですが、命を賭して戦った部下の子を育てたり、倒した宿敵の子を許したりとか、情に溢れる一面もあり、拙作についてはその辺を強調した次第です。

    ちなみに「不殺」と「養民」については史実です。
    それを貫くために、略奪した兵士を粛清するという徹底ぶりです。
    おそらく、幼少から青年期にかけての農民、そして僧侶としての人生経験に起因するものかと思います。

    ありがとうございました。

    編集済