こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
重八さんの「坊主はやめたんだ」の一言に万感の想いを感じました。
……坊主であれば、未来は変わったものを。
思い返せば(時代が違うといえ)光武帝すら止められなかった略奪を重八さんは許さなかった。
ならばきっと彼は苦しむ民衆にとって希望の灯火だった。地獄すら焼き尽くすような劫火の光に、多くの人が魅入られたんだろうなあ……。
その光、家とか国とかもバンバン焼くんだケドね(^^;;
彼は間違いなく英雄だと再認識できました。面白かったです。
作者からの返信
伝えられるところだと、お寺焼き討ち事件の後、何度も占って、「叛乱軍に加われ」とのお告げを得た、とされています。
……これって、重八の逡巡を象徴しているんじゃないかな、と。
まあでも、重八さんは性格から言って、いずれ起つことになったのでは、と思います。
重八さん、民草については比較的マシな扱いをしていて、「略奪? じゃあ次の城でやっていいよ」→「ンなこと言ったっけ?」の兇悪コンボで、それでも略奪した兵を粛清したりしています。
役人や軍人の扱いがアレなのも、「サボり? 反抗的? 放っておいたら民草に迷惑が及ぶからNG」と思われたんだろうなぁ、とも。
英雄にはちがいないと、私も思います……あの時代、そこまでやらないと駄目だったんだろうと思いますし^^;
ありがとうございました。
すごい戦いの描写。
将軍、経をって、ここの駆け引きが素晴らしい。
重八の覚悟がよかったです。
作者からの返信
重八の作戦勝ちというか、将軍たちがだらしなかったせいで、ここまで攻められたかと思います。
そして、重八たちにしてみれば、後が無い&仇討ちという勢いがあるわけでして……。
ありがとうございました。
拝読致しました。
なんといいましょうか、御作の他の物語と比しても、重八さんのダークヒーロー風味が抜きん出ている!?Σ(O_O;)
その、少しずつ暗く重い雰囲気からか、文章から重さと厚さを普段よりも感じます。
この文字数で、これほどの舞台感を演出できるのはすごいと感じました(^^)
良かったです。
作者からの返信
こういう「重い」話を書いてみようと思って書いたお話なので、そうおっしゃられると嬉しい(?)限りです^^;
あとはやはり、重八さん自体のキャラが、結構「重い」んです。
民草のひとりとして押さえつけられてきて、そしてその押さえつけられたことへの復讐を成し遂げたという、稀有の人なので。
ありがとうございました!