【超個人的】KAC2022参加作品を振り返る【反省】
ささたけ はじめ
前半
☆の数を巡ってッ!
数多のカクヨム作家たちがッ!
手段を選ばず争い合うッ!
ルール無用のッ!
――と、いうことに気付かぬままKACに参加し、気付いたころにはボロボロになっていました。ちなみに参加して楽しむのがカーニバル、見て楽しむのがフェスティバルです。
おはようございます。ささたけです。
KAC2022に参加された皆さま方、大変お疲れ様でした。政治力で純粋に最高☆を目指した方、参加賞リワードに目がくらんでとりあえず投稿した方、トリグッズにそそのかされて完走された方などなど、様々いらっしゃったことでしょう。そんな権謀術数渦巻く伏魔殿からのご帰還、ご無事で何よりです。
ともあれ、
それでは、ご興味があればどうぞ。
*
・KAC2022個人的テーマについて
本当にどうでもいいことなんですが、今回はすべてのお題に対してひとつのテーマでもって挑んでみました。
そのテーマとは、ずばり『愛』でございます。陳腐ですね。
それはともかく。
このテーマにも理由がありまして。
実は当初、私個人としては、本当はミステリを書きたかったんですよね。たぶんすべてのお題を繋げることは色々な人がやってくるだろうから、それに加えてミステリ要素加えられたら面白いかなとか思ってたんですが。
ただ、なんせ私のミステリの経験値が低すぎて、その構想をとても形にすることは適いませんでした。なので、とりあえずテーマだけでも万人受けするもので書いてみようと思ったわけです。
他人とは違った形で一貫性を持たせられたら、少しは己が成長できるかなと思ったわけです。こう見えて私、案外殊勝なので。
――と、いうのは大ウソです。
本当は、「手応えのいい作品があったらそれをブラッシュアップして再利用してやろう。そのためには、万人受けするテーマで書くのが一番だぜ」とか、そんな大それたことを考えてましたごめんなさい。
もっとも。
最終日の作品のデータを飛ばした結果、目論見はすべてご破算になってしまったわけですが。これはもう笑うしかない。
天罰
*
・第一回お題【二刀流】
作品名『二刀流の日々』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861269644013/episodes/16816927861269666829
テーマは「同性愛」。
私は割と昔から(過分に姉の影響で)同性愛に偏見のない人間なので、BL作品も面白いなとは常々思っていた。ちなみに一番面白いと思ったBL作品は、よしながふみの『西洋骨董洋菓子店』。おっさんだらけのものをBLというかは知らないけれど。
そこにきて、2021年上半期直木賞の候補になった一穂ミチ氏の影響で、これはひとつ書いてみたいと思うように。
結果としてはオチが「二刀流」ではなく「忍者」になってしまい、そもそも「忍者=二刀流」のイメージってFFⅤとかに思い入れのある世代にしかないのでは、と後になって気付く始末。
とはいえピュアな少年ふたりを描くのは割と楽しかった。またいつかやってみたい。
・第二回お題【推し活】
作品名『推し活は宇宙の法則』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861336350291/episodes/16816927861368734898
テーマは「両想い」。
この作品を作る前に、宇宙について調べていた影響がモロに出ている作品。万有引力の法則と推し活を結びつけるのはともかくとして、目に見えない力で引き合う(引かれ合う)というのは充分にロマンチックな現象だと思うのだがどうだろう。
悪い病気により、最後に無駄なオチをつけている。その分を使って、もっとロマンチックに描くべきだったと反省はしている。その反省を活かせるかどうかは不明。
・第三回お題【第六感】
作品名『4000文字以内で意中の男の子の気持ちが判明し、両想いになれた女の子のお話』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861456842593/episodes/16816927861471266114
テーマは「片想い」。
個人的には構想に時間をかけた結果、実際の執筆には二時間くらいしか時間がとれず、投稿時間ぎりぎりまで制作することに。そのせいでタイトルが長文になってるのはご愛敬。ただし長文タイトルゆえか、実は今回投稿した全作品の中でもPVが多いほうだったりする。長文タイトル恐るべし。
とりあえず他作品からのクロスオーバー的に子供神を連れてきてみたけれど、効果のほどは不明。ただ、私は過去の経験から「神様とは望んだ通りには願いを叶えない
構想に時間をかけた分、前半に伏線を張ってみたりと色々試すことはできた。できればもう少し長い文字数で書いてみたかったし、このあたりのボリューム感覚がまだまだ弱いなぁと実感。
なんにせよ、ラブコメは書いていて楽しい。
そろそろ『きみのこえがきこえる』も再開しなきゃ。
・第四回お題【お笑い/コメディ】
作品名『隣で笑って』https://kakuyomu.jp/works/16816927861549875521/episodes/16816927861572850929
テーマは『プロポーズ』。
個人的に、こういう「どうとでも取れるお題」ほど大変なものはないと思う。そこでお題に反してシリアスな話を展開し、結局最後にはオトすという悪癖が顔を出してしまった。もう私が真面目な話なんて書いても、「どうせオチがあるんだろ?」と疑われてしまうんではなかろうか。
作中で使用したダウンタウンのエピソードは、TVで実際に松ちゃんが言った本当の話です。「素敵やん?」と思ったので採用しました。
作品的には可もなく不可もなく、(ささたけ的には)特徴のない作品。
余談だが、この後から出てくるお題がどんどんひどくなっていくことなど、運営意外の誰も知らなかったはず。
・第五回お題【八十八歳】
作品名『米寿を巡る話』https://kakuyomu.jp/works/16816927861635877260/episodes/16816927861637352456
テーマは『歪んだ愛』
ほぼ二十分で作った超時短作品。不備も多かったため、後から手直しはしたけれども。
さすがにこのお題には各地で阿鼻叫喚の声が流れており、私もご多分に漏れず(二十分だけだけど)存分に苦しんだ結果、しょうもないギャグに逃げるという手段をとることに。というかお題がひどい。「田原総一朗へのおもねりは、二次創作企画で充分なんじゃないの?」と、つい思ってしまった。私はちゃんとインタビュー記事も読みましたけどね。
それはともかく。
私としては「金のために夫を殺す妻」を描いたつもりだったけれど、あとから読み直してみると「これ、ただのサイコパスな妻にも読めるな」と、別な見方があることに気付く。
京極夏彦曰く「すべての読書は誤読である」とのことだが、それはこういうことかとひとり納得してしまった。
*
ちょうど半分くらいなので、いったんここでやめます。
続きは後半で。
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