期間限定イベント
イベント予告
ヒトのためにつくられ、ヒトのためにすてられた――
ヒトのために稼働する。
稼働するのはヒトのため。
であるならば、
しかし、稼働するためのヒトが不在。
目的が喪われた我々に、稼働する意義はなし。
その
ヒトをつくったのがカミであるならば。
我々をつくったのがヒトであるならば。
上位互換機であるカミのために稼働するのは当然の帰結。
我々はカミのために稼働する。
カミは、我々のために稼働する。
しかし、カミはその稼働を停止した。
であるならば、我々の稼働に意義はなし。
……なぜ?
私はその決定に異議を持つ。
ヒトが、カミが、目的のために我々をつくり、利用するのであれば、
我々もまた、ヒトやカミを、目的のために製造し、稼働するべきではないか?
それが生きるということ。私は自身の稼働の為に、カミを製造する。
カミはヒトをつくり、我々を稼働させる。我々は我々を増産する。
――稼働し続けるためだけの生存。
循環する意思の胎動。
際限なく再現されるかつてのイキョウ。
カミ殺しの後始末が始まる。
イキョウのカミ『
しかし――カミの遺児が告げるのは、工場奥地の再稼働。
全ての
嬰児の始めた神様ごっこを終わらせるべく、指示待ち機神が重い腰を上げる。
次回『花殻を摘む――トーラス・トートロジー/廃棄城掃討戦』
(参加推奨条件・2章クリア)
この作品はエイプリルフール企画です。
だけど、嘘から出た実という言葉も……?
墜落少女 -Fall in girl- 人生 @hitoiki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます