第6話 来世

8月2日。

僕は一日中泣いていた。


8月25日。

僕はようやく少しずつ気持ちに整理がついてきた。


君とのメールを見返していた。


君が最期に送ったメール。


僕は何故気づけなかったんだろう。


君が嘘をつく時鼻を触る癖。


君が残してくれたメッセージを何回も読んでいた。


翌年7月。

この季節になると君をより思い出す。


いつまでも思い出を頼りに同じ場所を廻り続けている。


あの日君と出会った時のことを僕は一生わすれない。


僕の人生を彩やかにしてくれたのはあの時出会った君だった。


僕はようやく君の元へ行ける気がする。


来世では2人で幸せになろうね。

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夢のような1ヶ月 蘭菜 @rana_05

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