和風でのどか、そして時々入るファンタジー

導入から凄く良い味を出してます。
二足歩行の黒猫と、味覚がなく家族から嫌われたり裏切られたりした政の物語。

愛媛県松山という舞台、不思議で何かと可愛い黒猫との食にまつわるやりとりで進む展開。和風でのどかな雰囲気がよく伝わり、そして時々入ってくる和風テイストのファンタジー要素が、この先にあるだろう核心を予感させます。

ラノベよりも、日本の文学小説という感じがしました。

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