概要
世界は、誘惑に溢れている
【KAC2022参加作】お題:真夜中
目の前にある特大カップラーメンを見つめる女性がひとり。彼女は腕を組み、首を傾けて苦悩する。
『こんな時間に、こんなもの食べてしまったら……』
これは、誘惑と戦う女性の物語。
目の前にある特大カップラーメンを見つめる女性がひとり。彼女は腕を組み、首を傾けて苦悩する。
『こんな時間に、こんなもの食べてしまったら……』
これは、誘惑と戦う女性の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!チョイスが絶妙
なぜこの小説がここまで人の共感を呼び起こすのか?
それは、カップ麺という食物が人を誘惑し悩ませて止まない悪魔的魅力を持っているからだ。なんちゅうもんを作ってくれたんや、安藤百福……!
実際、カップ麺は夜食とするのに丁度良すぎるポジションにあるのだ。お湯を入れて三分前後待てばすぐに味わえる炭水化物と脂のコンビネーション。
頻繁に新製品が発売されるので、「一度食べてみるか」と買い物籠に気軽に入れてしまいがち。
フライした麺は生麺と比較して軽いので「これくらいなら入る」と軽く考えてしまう。
そして、賞味期限は半年程度と意外に短いので「今食べておかないと捨てることになる」と自分に言い訳しやすい。…続きを読む