ほろ苦い結末の先にある、甘い未来

冒頭を読んだ時点で違和感があり、予想通りの種明かしがありました。恋する乙女って可愛いですよね。精一杯背伸びしていて、でもどこかで素が出てしまっている。変化の狭間に見えるその人らしさが愛おしくて堪らなくなるものです。きっと、登場人物はそんな想いをずっと抱き続けてLINEを送ったのだろうと思うと、きゅんきゅんがとまりませんでした。
気取らずストレートに、でも少しだけ大人っぽく。主人公の思いが詰まっているかのような文章も魅力的でした。じんわりと胸に響きました。

私にとって二人は「普通」で「いて当たり前」の存在です。しかし大人たちはまだお堅いようですね。
未来はそう遠くなさそうです。あなたも二人のお話を読んで、一緒に静かにその日を待ちませんか?

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