混じりそうでバラバラで

「わたし」と渡り鳥の「あなた」のお話。
ふわふわとした幻想的な物語です。

「わたし」は独特の語り口で、何だか「あなた」と混じって溶けてしまいそうにも思えました。二人は全く別の存在で、全然似てないのに。

そして、そんな二人の迎えるラスト。
色は出てこないのですが、何故だか私にはとっても彩り豊かに、鮮やかに感じられました。