【リング】からの【らせん】を思い出しました

ありえない超常的な力を持ったアプリ【コンプレックス フリマ】を軸に人の業を描いた群像劇。

このアプリが実現可能かどうかはさておき、コンプレックスや欲が暴走した人々の愚かな振る舞いという暗喩、この物語の本質はそこにあるのかも知れない。
それゆえに、人の業の恐ろしさがじっとりと感じられる。

それでも、読後感は良いものでした。いい作品です。