概要
白いキャンバスの前でずっと青の絵の具を握っていた、僕はずっとこのままで
ずっと二番手も悪くない、小学生の頃、僕はずっとそう思っていた。マラソン大会でも学級委員の選挙でも、女の子に対してもそうだったのかも…。図書室でぼんやりと外を眺めていた、高校生の頃、僕は対角線上にいる彼女が好きになった。そうであっても死を意識してしまう僕に旅先のおばんさんは…。なかなか哀切のレフティーになり切れない、大学生の頃、僕はただ青空を、真っ白な画布に描こうと、ただそれだけを考えて…。
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